レバレジーズは3月18日、同社が運営する新卒学生向けキャリア支援サービス「キャリアチケット就職」が、2027年3月卒業予定の大学生・大学院生381人を対象に実施した就職活動の実態調査の結果を発表した。就活で難しいと感じることは「学業との両立」が最多で、理系学生では4割を超えた。あわせて、約6割の学生が就活にAIを活用しており、AIの進化が将来目指す職種に影響を与えたとする学生も4割超にのぼった。

  • キャリアチケット就職が「2027年卒就職活動の実態調査」を実施(出典:キャリアチケット就職)

    キャリアチケット就職による「2027年卒就職活動の実態調査」

12月時点で全体の3分の2が活動を開始済み

調査は2025年12月12日〜22日にインターネットで実施。2025年12月時点で就職活動を開始していない学生は33.3%にとどまり、7割近くがすでに活動を始めていることが分かった。

  • 就活状況(出典:キャリアチケット就職)

    就活状況(出典:キャリアチケット就職)

開始時期は「2025年5月以前(29.5%)」が最多で、次いで「2025年6月(16.9%)」「2025年8月(14.2%)」と続き、夏インターンの募集開始や実施時期に合わせて本格化する傾向が見られた。内定を獲得済みの学生は約16%(内定承諾済みが3.9%、活動継続中が12.9%)だった。

  • 就職活動の開始時期(出典:キャリアチケット就職)

    就職活動の開始時期(出典:キャリアチケット就職)

就活において難しいと感じることは「学業との両立(39.0%)」が最多で、次いで「将来のビジョンを思い描けない(35.8%)」「学生時代にアピールできることを作れなかった(27.2%)」と続く。文理別では、文系は「将来のビジョンを思い描けない(40.2%)」が1位だったのに対し、理系では「学業との両立(40.4%)」が最多となった。就職活動の早期化により、選考と大学の研究やゼミが重なっていることが、特に理系学生にとって大きな負担となっている様子がうかがえる。

  • 就職活動において難しいと感じること(出典:キャリアチケット就職)

    就職活動において難しいと感じること(出典:キャリアチケット就職)

  • 【文理別】就職活動において難しいと感じること(出典:キャリアチケット就職)

    【文理別】就職活動において難しいと感じること(出典:キャリアチケット就職)

就活へのAI活用については、59.6%の学生が利用していると回答。主な用途は「エントリーシートの作成・添削(70.5%)」が最多で、「自己分析などの思考の整理(55.5%)」「企業研究(29.1%)」が続いた。

「AIの進化によって、将来携わりたい仕事が代替される不安を感じる」と答えた学生は約4割で、「非常に不安を感じる」が10.8%、「やや不安に感じる」が30.2%だった。さらに、AIの進化が自身の将来目指す職種に影響を与えたとする学生も約4割にのぼり、AIが就職活動の効率化にとどまらず、キャリア選択そのものに影響をおよぼしていることが示唆される。

  • 就職活動にAIを利用しているか(出典:キャリアチケット就職)

    就職活動にAIを利用しているか(出典:キャリアチケット就職)

  • 就職活動におけるAIの利用目的(出典:キャリアチケット就職)

    就職活動におけるAIの利用目的(出典:キャリアチケット就職)

キャリアチケット事業本部 本部長の手賀亮汰氏は、就職活動の早期化に伴い、学生が学業と両立しやすい選考環境づくりが重要になると指摘。あわせて、AI時代のキャリアの在り方を示す情報発信も、企業の訴求力向上につながるとの見方を示した。

  • AIの進化により、将来携わりたい仕事が代替されるかもしれないという不安を感じるか(出典:キャリアチケット就職)

    AIの進化により、将来携わりたい仕事が代替されるかもしれないという不安を感じるか(出典:キャリアチケット就職)

  • AIの進化は目指す職種に影響を与えたか(出典:キャリアチケット就職)

    AIの進化は目指す職種に影響を与えたか(出典:キャリアチケット就職)