100円ショップでは何でも100円で購入できるため、つい「安い」と感じてしまいがち。とはいえ、その商品が必ずしも本当に安いとは限りません。安いと思って買い物を重ねているうちに、気付けば出費が増えてしまうこともあります。老後破産を防ぐためには、100円ショップと上手に付き合うことが大切です。※サムネイル画像:PIXTA

安いと思って買い物を重ねているうちに、気付けば出費が増えてしまうこともあります。老後破産を防ぐためには、100円ショップとも上手に付き合うことが大切。元銀行員の筆者と共に考えてみましょう。

◆100円以外の商品も増えている

かつては100円の商品が中心だったことから「100円ショップ」や「100均」と呼ばれていましたが、現在では200円、300円、400円、500円といった商品も数多く販売されています。

もちろん価格が上がる分、商品のクオリティも高くなっており、「こんな商品まで買えるの?」と思うような商品が並んでいることもあります。

例えば、大手100円ショップのダイソーでは、200円や300円の商品として衣料品や介護用品などが販売されています。400円や500円の商品では、バッグや収納ケースなどのトラベルグッズ、掃除用品なども取りそろえられています。

特に収納グッズは300円以上の商品が多いものの、単品として使えるだけでなく、組み合わせてユニット収納として使える商品もあり便利です。

◆ほしいものがあるときは、まず100円ショップをチェック

以前であれば、衣料品は衣料品店、収納グッズは家具店など、それぞれ専門店へ出向く必要がありました。

しかし現在の100円ショップには、赤ちゃん用品から介護用品まで、日常生活に必要な商品が幅広くそろっています。外出用品や少しおしゃれな雰囲気の商品も見かけるようになりました。

そのため、ほしいものがあるときには、まず100円ショップをのぞいてみるという使い方も1つの方法です。

特に食器類は、かわいらしいデザインのものからシックなものまでそろっており、リーズナブルに購入できます。新生活を始める人にとっては便利なアイテムといえるでしょう。

ただし、ほしい商品が必ずしも自分の求める品質とは限りません。購入する際には、自分の用途に合っているかどうかを確認してから選ぶことが大切です。

◆「安いから」と買いすぎない

100円という価格は心理的なハードルが低いため、予定していなかった商品までつい購入してしまうことがあります。

「せっかくだから」「安いから」という理由で商品をカゴに入れていくと、気付いたときには思っていた以上の金額になっていることも少なくありません。

こうした小さな出費の積み重ねが、家計に影響することもあります。100円ショップを利用するときには、本当に必要なものかどうかを一度考える習慣を持つことが大切です。

◆食品の購入は慎重に

100円ショップでは食品も販売されています。小分けの商品や調味料、パンやレトルト食品などがそろっており、便利に感じることもあるでしょう。

ただし、「何でも安い」というイメージのある100円ショップですが、食品の中にはスーパーと比べると割高に感じる商品もあります。

食品を購入する場合は、その店舗でしか買えない商品や、急ぎで必要な場合などに限定して利用する方がよいかもしれません。

◆上手に活用して家計管理に役立てる

100円ショップは便利な店舗ですが、「安いから」と気軽に買い物を続けてしまうと、支出が増えてしまうこともあります。

必要なものを見極めながら上手に活用することで、生活費を抑えることもできます。100円ショップを賢く利用することも、老後破産を防ぐための家計管理の1つといえるでしょう。

文:飯田 道子(ファイナンシャルプランナー)

金融機関勤務を経てFP(CFP、1級FP技能士)を取得。独立系FPとして、各種相談業務やセミナー講師、執筆活動などを行っている。金運アップやポジティブお金など、カラーセラピーと数秘術を取り入れたアドバイスも得意。

文=飯田 道子(ファイナンシャルプランナー)