VARの運用は改善されるのだろうか? [写真]=Getty Images

 欧州サッカー連盟(UEFA)は、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)技術の活用方法について議論するため、今夏に欧州主要リーグ審判長との会合を実施する模様だ。現地時間19日に、イギリスメディア『BBC』が伝えている。

『BBC』によると、UEFA審判部の責任者であるロベルト・ロセッティ氏が、欧州主要リーグ審判長との会合を主導しているという。同氏は「サッカー界は、VARが軽微な事象にも介入するという方向へ進んではならない」と述べており、現行の運用ではVARにより試合の流れが必要以上に中断されていると感じているようだ。

 同メディアは「今夏の会合では、VARを本来の目的である『最も明白な誤審にのみ介入する』という解釈に戻す方法が議論される予定だ」と報道。「UEFAとしては、欧州主要リーグがVARをどのように使用しているかについて知り、適用される基準値について協議したいと考えている」と伝えた。

 2025-26シーズン、プレミアリーグではVAR介入率が1試合あたり0.27と欧州主要リーグでは最も低い数値となっている。ブンデスリーガとラ・リーガは1試合あたり0.38回の介入で、セリエAは0.44回、リーグ・アンは0.47回を記録。UEFAチャンピオンズリーグの1試合あたり介入率は0.45である。

 ロセッティ氏は、VAR以外にもハンドに関するルールの適用に一貫性がないことをめぐる論争を受け、全てのリーグが「単一の基準」を使うべきだと主張している。果たして、今夏の会合をきっかけにVARの運用やルールの適用は改善されていくのだろうか。