スポルティング、アラウホのゴールで劇的逆転 [写真]=Getty Images

 チャンピオンズリーグ(CL)・決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)セカンドレグが17日に行われ、スポルティング(ポルトガル)とボデ/グリムト(ノルウェー)が対戦した。

 リーグフェーズでは5勝1分2敗の勝ち点「16」という成績を収め、レアル・マドリード(スペイン)、インテル(イタリア)、パリ・サンジェルマン(フランス)らを抑えて7位に入ったスポルティング。ラウンド16では、今季がCL初出場ながら、快進撃を続けるボデ/グリムトと相まみえる。

 11日に敵地で行われたファーストレグは、ホームの勢いそのままにボデ/グリムトがゴールを重ね、3-0と完勝していた。スポルティングとしては、本拠地『エスタディオ・ジョゼ・アルヴァラーデ』に戻り、3点ビハインドからの逆転を目指す。スポルティングに所属する守田英正はスターティングメンバーに名を連ねた。

 試合序盤から、ホームの大声援を背にスポルティングがゴールに襲いかかるシーンを増やしていく。ボールを失った後も組織的な守備でボデ/グリムトのカウンターを許さず、相手を敵陣へ押し込んでいくが、GKニキータ・ハイキンの好セーブもあり、なかなか得点は奪えない。

 それでも34分、スポルティングはセットプレーでセカンドレグの均衡を破る。フランシスコ・トリンコンの蹴った右コーナーキックから、ゴンサロ・イナシオがヘディングシュートを叩き込み、2戦合計スコアで2点差に詰め寄って前半を終えた。

 後半に入ってもスポルティングは波状攻撃の勢いを緩めない。この姿勢が実ったのは61分のこと。右サイドで起点を作ったジェニー・カタモが左足でスルーパスを通すと、抜け出したルイス・スアレスがペナルティエリア右に侵入し、ダイレクトでグラウンダーのボールを折り返す。最後はペドロ・ゴンサウヴェスが押し込み、これで2戦合計スコアは1点差となった。

 中盤で攻守にバランスを保っていた守田は68分でピッチを下がったが、以降もスポルティングのペースで試合が進む。2戦合計スコアは1点差のまま終盤に入ったが、75分にはボックス右の深い位置でボールをキープしたトリンコンからの落としを受けたイバン・フレスネダが、ダイレクトでクロスボールを送ると、これが相手のハンドを誘発。OFR(オンフィールドレビュー)を経て、スポルティングにPKが与えられると、キッカーを務めたルイス・スアレスがゴール左下に強烈なシュートを蹴り込み、遂にスポルティングが試合を振り出しに戻した。

 直後の時間帯はスポルティングがさらに攻撃の圧力を強め、83分にはヌーノ・サントスがポスト直撃のシュートを放つなど、あわや逆転かと思わせるシーンも作ったが、次の1点は奪えずに試合終了の笛。試合の決着は延長戦に委ねられる。

 スポルティングは延長前半開始直後の92分、遂に逆転の一撃をゴールへねじ込む。左サイド大外で前を向いたN・サントスがスルーパスを送ると、内側のスペースを駆け上がったダニエル・ブラガンサがマイナスへ折り返す。走り込んだトリンコンはフィニッシュまで持ち込めなかったものの、ボールをキープしてマイナスへ落とすと、最後はマクシミリアーノ・アラウホが左足でシュートを沈めた。

 延長後半アディショナルタイムには、敵陣でのボール奪取から、この試合がCLデビュー戦だったラファエル・ネルが右足でニアサイドを撃ち抜き、トドメの5点目をゲット。試合はこのままのスコアで終了した。

 この結果、スポルティングがクラブ史上初めて、CLの準々決勝に進出した。準々決勝ファーストレグは2026年4月7日もしくは8日に、セカンドレグは4月14日もしくは15日の開催。スポルティングは、レヴァークーゼン(ドイツ)vsアーセナル(イングランド)の勝者と対戦する。

【スコア】
スポルティング 5-0(2戦合計:5-3) ボデ/グリムト

【得点者】
1-0 34分 ゴンサロ・イナシオ(スポルティング)
2-0 61分 ペドロ・ゴンサウヴェス(スポルティング)
3-0 78分 ルイス・スアレス(PK/スポルティング)
4-0 92分 マクシミリアーノ・アラウホ(スポルティング)
5-0 120+1分 ラファエル・ネル(スポルティング)