ローバー3500の不調と、いすゞトゥルーパーの活躍|『Octane』UKスタッフの愛車日記

『Octane』UKスタッフによる愛車レポート。今回はマーク・ディクソンが、1970年ローバー3500Sの不調と、1998年いすゞ・トゥルーパー3.1の冬の活躍について綴る。

【画像】マークの愛車、1970年ローバー3500Sの不調と、1998年いすゞ・トゥルーパー3.1(写真2点)

雨がずっと降り続いているのを言い訳にして、謎の点火不良で戦力外となったローバーの修理が滞っていた。車が納まっている小屋は、写真のように前面には扉がない。大半の雨風はしのげるものの、奥行きがわずかに足りず、ボンネットの部分は雨に濡れてしまう。エンジンの作業をしていると、屋根を伝った雨水が容赦なく首筋に流れ落ちてくるのだ。

それでも、エンジンが突如荒々しく回り始めた原因は突き止められたと思う。皮肉なことに、この車に搭載されている数少ないローバー製ではない部品のペルトロニクス製の電子点火モジュールが、ディストリビューター内部のベースプレートから外れてしまっていた。原因は外側の点火進角・遅角装置の突起だった。これがディストリビューターケースの内部に出てベースプレートを回転させ、点火タイミングを調整する仕組みだ。なぜか、この突起が上向きに曲がってしまったようで、モジュールが押し上げられ、センターシャフトの接点との間に大きな空間ができていたのだ。

点火進角・遅角装置内の真空作動式ダイヤフラムの効力に確信が持てなかったため、eBayで新品未使用のルーカス製パーツを調達した。雨が上がればすぐにでも、いつものやたらと調子がいい感じを取り戻してくれるはず。早く元に戻ってほしいものだ…

とはいえ、こんなにひどい天候が続いている中でローバーを出さずに済んだのは悪いことではなかった。嬉しいことに、もうすぐ30歳を迎えるいすゞ・トゥルーパーは、その名に恥じぬ働きをしてくれている。そして幸いにも、冬の最悪の天候が到来する前に、業者に車体下部の洗浄とラノガード(錆止め)処理をしてもらうことができた。

購入時に装着されていた、アフターマーケットのひどいスプリットリムのホイールは処分した。ニューフォレストのチューダー・ホイールズ社のリチャード・スキナーに修繕して取り付けてもらった、純正のスチールホイールの方が断然良い。私は、キラキラにクロームメッキされたプラスチック製のハブキャップを磨き上げたり、センター部を再塗装したりするのに多くの時間を費やした。その仕上がりは見事だった。特に、新しく塗装したホイールに肉厚のグッドイヤー・ラングラーMT/R 235/85 R16タイヤを装着した時は、なおさらだった。

トゥルーパーはサスペンションを少しリフトアップしているので、ホイールアーチを埋めるのに適したものが欲しかった。だから、タイヤ選びには大いに頭を悩ませた。結果として、グッドイヤーは素晴らしい選択だった。分厚いトレッドパターンは、農機具販売会で小規模農場主を気取っても恥ずかしくないほどで、しかも舗装路でのグリップも良好だ。数週間前の大雪は、最終テストとして最適だった。MT/Rは、本格的なウインタータイヤと比べると、やや滑りやすく感じられた。しかし、トゥルーパーは常に前進を続けた。それは四輪駆動を補完する、純正のリア側リミテッドスリップ式デフのおかげだった。

というわけだが、残念ながら私の『Octane Cars』への寄稿は今回が最後となる。私は『Octane』を離れて書籍出版の世界へ進むこととなった。このローバーとトゥルーパーは、これからも日常の車として乗り続けたいと願っている。

文:Mark Dixon