
そもそも「貧乏神」とは、お金の流れを無意識に悪くしてしまう習慣や思考の積み重ねを指す言葉です。
「とりあえず安いから」が口癖になっていたり、財布がレシートでパンパンに膨らんでいたり……。お金の扱いが雑で無頓着な状態が日常的になると、知らず知らずのうちに貧乏神を招き寄せてしまいます。
しかし、お金を引き寄せるための習慣を整えるだけで、「ここには居られない」と貧乏神が自ら離れていくこともあるのです。今回は、そんな貧乏神が嫌う5つの習慣をご紹介します。
◆貧乏神が嫌う習慣1:財布が整理整頓されている
財布は、お金にとって「くつろげる空間」であることが望ましいものです。
もし、財布がレシートや期限切れのクーポン、使わないポイントカードで詰まった窮屈な状態だとしたら、お金はゆっくりと休むことができません。その代わりに、そんな雑然とした場所を好む貧乏神が居座ってしまうでしょう。
貧乏神が嫌うのは、毎日寝る前にレシートを出し、お札の向きをそろえて「今日もありがとう」と財布を整える習慣です。そうすることで、貧乏神は去り、お金は心地よく循環し始めます。
◆貧乏神が嫌う習慣2:支払いに感謝する
私たちは支払いの際、どうしても「お金が減る」という喪失感に目を向けがちです。「またこんなに払わなきゃ……」と渋々お金を差し出す、そんなネガティブな感情を嗅ぎつけて貧乏神が集まってきたら大変です。
そうならないためにも、お金を払うときは、その対価として得られる「価値」に目を向けてみましょう。「すてきなサービスをありがとう」という感謝のエネルギーを、貧乏神は非常に嫌います。
ポジティブな意識でお金を循環させる人の家計には、お金の「淀み」がありません。常に澄んだ空気が流れる場所には、貧乏神の居場所などどこにもないのです。
◆貧乏神が嫌う習慣3:「安いから」ではなく「価値」で選ぶ
「30%OFF」「お買い得」といった言葉に、ついフラフラと手が伸びてしまう人は要注意です。貧乏神は、自分自身の判断軸を持たず、目の前の数字やお得感に踊らされてしまう無防備な人を好んで狙ってきます。
そうならないためにも、買い物の際は「本当にこれが必要か?」「この金額を払うだけの価値があるか?」と、自分自身に問い掛ける癖をつけましょう。
このように「自分軸」を強く持つ人の家計には、貧乏神が入り込む隙などありません。納得して手に入れたものに囲まれることで、お金の使い道に軸が通り、自然と金運が安定していくようになります。
◆貧乏神が嫌う習慣4:固定費を定期的に見直す
貧乏神は、持ち主さえ忘れているような「微かなエネルギー漏れ」が大好物です。数カ月使っていないサブスクリプションや、必要性が曖昧な保障の保険など、無意識のうちに垂れ流されている支出は、家計に深刻な「淀み」をつくってしまいます。
この淀みを一掃するには、定期的な「固定費チェック」が欠かせません。今の自分に必要ないものは潔くカットしましょう。自分のお金がどこへ流れているのかを明確に把握する姿勢は、貧乏神にとって不快な振る舞いです。
不要な支出を断ち切ることで、家計の風通しは劇的によくなります。運気の流れがスムーズになり、本当に大切にしたいことにお金を使えるようになることで、貧乏神が二度と近づけないすがすがしい環境が整います。
◆貧乏神が嫌う習慣5:「先取り貯金」で鉄壁の守りを
貧乏神は、「お金が余ったら貯金しよう」という無防備な家計が大好き。無計画な支出を誘い、いつの間にか資産を食いつぶされてしまいます。
この侵入を防ぐには、収入が入った瞬間に「先取り貯金」を行うのが一番です。自分の将来のために、一定額をすぐさま別口座へと移動させましょう。
余った分でやりくりするのではなく、自分の未来のために先にお金を確保する仕組みをつくるのです。
自分を大切にし、将来のために毅然とお金を分けるその態度は、貧乏神を寄せ付けない「鉄壁の守り」となり、着実に資産が積み上がっていくようになります。
せっかくなら貧乏神に好かれるよりも、煙たがられるくらいがちょうどいい。日々の振る舞いを見直して、お金と運が自然と舞い込む「金運体質」へと自分を整えていきましょう。
文:舟本 美子(ファイナンシャルプランナー)
会計事務所、保険代理店や外資系の保険会社で営業職として勤務後、FPとして独立。人と比較しない自分に合ったお金との付き合い方を発信。3匹の保護猫と暮らす。All About おひとりさまのお金・ペットのお金ガイド。
文=舟本 美子(ファイナンシャルプランナー)