
『Octane』UKスタッフによる愛車レポート。サンジャイは昨年、7台の愛車を絞り込むという苦渋の選択をおこなった。果たして、手元に残った車は・・・?
【画像】BMW323i用にレカロシートが欲しくなり、新車時からのシートと交換(写真3点)
またたく間に過ぎ去ってしまった2025年は、我が家のクラシックカーたちにとっては動きのある年だった。これまでは友人や家族に頼んで長らく保管してもらっていたのだが、新しく建てたガレージに実際に使用する車だけを置くことにしたのだ。私と妻のサムは、クラシックカー5台と現代車2台を共有していた。つまり、明らかに多過ぎで、台数を絞る必要があった。
その中でも、ある2台はまったくと言っていいほど乗っていなかった。私たちが結婚する4年前のこと、サムはトライアンフ・ヘラルド13/60コンバーチブルを購入した。2003年にフルレストアした後は、後部座席に3人の子どもを乗せ、様々な冒険に出かけたものだった。しかし、2015年から2025年までの10年間の走行距離は、わずか1500マイルにとどまっていた。40年近くも所有してきたこの車に別れを告げるのは胸が痛むものの、ついに買い手が見かったのだった。
昨年、私たちはさらに2台の車を手放した。3年間保管していた1989年メルセデス・ベンツR107 300SLと、2011年BMW E91Mスポーツだ。そして後者の代わりとして、BMW i3を購入した。私はかなり気に入っている。とにかく速さが痛快だ。自分に合った一台が見つかりさえすれば、EVとの生活はそれほど悪いものではない。
ということで、クラシックカーを置けるスペースは、残るは2台分だけ。そこには、1981年BMW323iバウア・カブリオと、1998年アストンマーティンDB7が収まることになった。バウアの方は、フロアパネルの交換を含む大規模なレストアを経て、ラドフォード・レストレーションズ社から1年半ぶりにようやく戻ってきたところだ。そんな折、私は致命的な過ちを犯してしまった。新車時から装着されていた標準シートより、レカロシートが欲しくなってしまったのだ。
新しい生地は手元にあったので、中古のシートを1組購入し、レストアして取り付けることにした。しかし、生地が手元にあればよい、というだけの簡単な話では済まなかった。というのも、シートのフォームから、新品のウェビングストラップ、リリースケーブルに至るまで、ほぼすべてのパーツを修理または交換する必要が生じたのだ。今でも仕上がりに100%満足しているわけではなく、思えば専門の業者からレストア済みのシートを購入する方が、よほど賢明だったかもしれなお。
皆さんも、私の失敗から学んでほしい。
文:Sanjay Seetanah