スマート・ライフ・プロジェクト事務局は2026年2月27日、「女性の更年期に関する意識の実態」の調査結果を発表した。本調査は更年期に関する意識と実態を把握することを目的に実施したもの。調査期間は2026年2月6日から2月9日、調査方法はネットリサーチ。

事前に45歳から65歳の日本在住女性5,059人にスクリーニング調査を実施。そのうち閉経後5年以上経過した女性150人、5年未満の女性150人を抽出し詳細調査を行った。SMIスコア0点の者は除外した。

  • SMIスコア

    SMIスコア

更年期障害と診断された人は9.0%

  • 現在感じている症状の原因

    現在感じている症状の原因

更年期症状を1つ以上有する者のうち、SMIスコアの内訳は「1〜25点」(34.3%)、「26〜50点」(43.3%)、「51〜65点」(14.3%)、「66〜80点」(7.0%)、「81〜100点」(1.0%)だった。「医療機関への受診により、更年期障害と診断されたことがある/診断されている」は9.0%、「別の病気を疑って受診し、更年期障害の可能性を指摘された」は1.3%だった。

一方で「医療機関を受診はしたことはないが、更年期障害を疑ったことがある/疑っている」は44.3%、「自分では気づかなかったが、周囲から更年期障害ではないかといわれたことがある」は5.0%、「更年期障害を疑ったが、別の病気と診断された」は3.0%、「更年期障害と考えたこと・疑ったことはない」は29.7%だった。

「更年期障害かもしれない」と思った時に相談したことがあるか?

  • 「更年期障害かもしれない」と思った時に相談したことがあるか?

    「更年期障害かもしれない」と思った時に相談したことがあるか?

更年期症状を1つ以上有し更年期を過ぎた者のうち、SMIスコア51点以上の中等度以上の者では65.5%が「症状を周囲に相談したことがない」と回答した。相談しなかった理由は「相談しても解決しないと思ったから」「自分で何とかしようと思ったから」「我慢できる程度・大したことではないと思ったから」が多かった。

一方、相談した者のうち「病院・クリニックを受診した」は50.0%で、その全員が更年期障害と診断されていた。また、更年期を過ぎた者で閉経前後10年間に更年期症状を1つ以上有していた者のうち57.1%が受診し、そのうち80.0%が更年期障害と診断されていた。

職場で最も困った症状は「疲れやすさ」

有職者を対象とした質問では「職場等で特に困った症状」として「疲れやすく、長時間働くのがつらくなった」が最多。次いでホットフラッシュによる「急なほてり・動悸・めまいで仕事に集中できなかった」が挙げられた。

特設サイトと解説動画を公開

スマート・ライフ・プロジェクトは「女性の健康週間」に合わせ、特設コンテンツを2026年2月27日に公開した。更年期の基礎知識から働く女性を支える職場環境づくりまでをテーマに、産婦人科医の解説や関係者インタビューを掲載している。

女性が健康課題について相談しやすい環境づくりを推進し、症状を感じた際の医療機関受診を呼びかけている。