Bistro Anjie

平塚駅南口から徒歩1分。線路沿いに続く、どこか懐かしさを感じる商店街。その一角、ふと目を引くピンク色のネオンがやさしく灯る階段を降りると、ひっそりと佇むビストロが現れます。

bistro-anjie_ピンクのネオン看板

2026年2月にオープンした『Bistro Anjie(ビストロ アンジー)』は、焼きたてパンとワイン、そして季節の食材を使った料理が楽しめるビストロです。

どこか懐かしく、ほっとできる雰囲気が流れている空間。今回は、そんなBistro Anjieにお邪魔してきました。

ピンクのネオンから一転、店内には木の温もり。心がほどける空間

bistro-anjie_店内写真

店内に足を踏み入れると、まず目に飛び込んでくるのは、温かみのある木のカウンターと、整然と並んだグラスや器たち。天井から吊るされた裸電球がやわらかく灯り、空間全体を包み込むように照らしています。

カウンター席が中心の店内は、ひとりでも、誰かとでも、肩の力を抜いて過ごせる雰囲気です。「ふらっと立ち寄れて、気軽に飲める場所を作りたかったんです」と話すのは、店主のナナさん。

居酒屋や寿司店、食パン専門店など、さまざまな飲食店で経験を積みながら、接客の楽しさと料理への愛情を育んできました。その想いが、この空間の隅々にまで息づいています。

お通しから始まるパンとワインの物語

bistro-anjie_パンは提供する前に丁寧にカット

Bistro Anjieの魅力のひとつが、毎日焼き上げる自家製パン。Bistro Anjieではお通しとして日替わりの3種類が提供されます。この日は、生食パン、レーズンとクルミの食パン、そしてきのことバジルのフォカッチャ。どれも香り高く、食感も味わいも異なる個性派揃いです(お通し代 450円・税込)。

bistro-anjie_自慢のお通しパン

「パンは自信があるからこそ、すべてのお客さんにもれなく食べてもらいたいんです」と話すナナさん。メニューにパンを載せずにお通しにしているのもこの想いからです。実際、オープンして日が浅いときからパンを目当てに再訪するお客さまも多いそう。

お客さまの中には「都内の〇〇さんのパンに似ていて美味しい」と言ってくださった方もいて、それが偶然にも、ナナさんがかつてパン作りを学んだ“師匠”の店だったという、うれしい出来事も……

Bistro Anjieのパンは、ただの“お通し”ではなく、この店の世界観を象徴する存在。ワインとの相性も抜群で、特にぶどうを使ったパンと白ワインの組み合わせは、ナナさんの一押しです。

パン屋ではなくビストロという形を選んだのも、「焼きたてをその場で食べてもらい、お客さまの表情を見たいから」。テイクアウトは現在行っていませんが、「1斤買って帰り、家でもBistro Anjieのパンを楽しみたい」と声をかけられることもあるそうです。

季節の素材を活かしたやさしいビストロ料理

bistro-anjie_フードメニュー

この日いただいたのは、「洋風おでん 大根 ポルチーニ茸のソース(380円・税込)」、「厚切りベーコン ハニーマスタードソース(450円・税込)」、「自家製ボロネーゼとかぼちゃのキッシュ(750円・税込)」の3品。どれも素材の味を大切にしながら、ワインに寄り添うようなやさしい味わいです。

bistro-anjie_洋風おでん

特に印象的だったのは、ポルチーニの香りがふわっと広がる洋風おでん。大根の芯までしっかり味が染みていて、パンにポルチーニソースを絡めて食べるのもおすすめです。

bistro-anjie_オリジナルキッシュ

Bistro Anjieの料理には、こだわりの地元野菜がふんだんに使われています。「自家製ボロネーゼとかぼちゃのキッシュ」もその一つ。しっかりした甘みのかぼちゃの存在感を感じられる一皿でした。

また、同じ地元野菜を使ったメニューの「白菜のグリル ゴルゴンゾーラと白ワインソース(900円・税込)」はワインとの相性が抜群。ソースをパンでぬぐって最後まで楽しむお客さまも多く、人気メニューのひとつです。

bistro-anjie_ワイン

ワインはグラスでもボトルでも楽しめます。取材当日、筆者はモルドバ産の「リースリング・プラッツ(700円・税込)」をいただきました。すっきりとした酸味と果実味が、料理の味を引き立ててくれます。

bistro-anjie_店主のナナさん

「パスタも用意しているんですが、あまりオーダーされないんです」とナナさんは笑います。

「でも、パンや野菜を使ったおつまみが美味しくてつい食べすぎて、パスタにたどり着く前にお腹いっぱいになっちゃうって言ってもらえるのは、実はすごくうれしいんです」そう話すナナさんの横顔には、どこか誇らしさがにじんでいました。

その一言に、この店のスタイルと魅力がぎゅっと詰まっているように感じます。

ふらっと立ち寄ってまた来たくなる夜を

bistro-anjie_店内のランプと綺麗に並ぶ食器

Bistro Anjieは、特別な日だけでなく、日常の中でふと立ち寄りたくなるようなビストロです。駅近という立地の良さに加え、こだわりの料理と心地よい空間、そして店主の温かな人柄が、訪れる人をやさしく迎えてくれます。

「25年前くらいのキラキラした平塚をまた感じたい。若い人たちが楽しく飲める場所が増えれば、街も元気になると思うんです」と語るナナさん。Bistro Anjieは、そんな想いを形にした場所。これからの平塚をもっと明るく、もっと楽しくしていくための小さな灯りのような存在です。

パンとワイン、そして人との会話を楽しみに、ぜひ一度Bistro Anjieを訪れてみてください。きっと、あなたの「また来たい」が見つかるはずです。

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最寄り駅 JR東海道本線, 平塚駅
住所 神奈川県平塚市八重咲町1-13 八重咲ビル B1F Bistro Anjie
駅徒歩 JR東海道本線 平塚駅から徒歩1分
営業日 火曜日
営業時間 17:00~24:00
営業時間詳細 火・水・木 17:00~23:00 日 13:00~20:00
定休日 月曜日
定休日詳細 1月1日、2日
予約 ネット予約
電話番号 0463-64-2798
受付開始 登録なし
受付終了 登録なし
予算(下限) 4000
予算(上限) 5000
支払い方法 現金
支払い方法詳細 対応クレジットカード:VISA、Master、JCB、AMEX、Diners 対応電子マネー:交通系電子マネー、iD、QUICPay 対応QRコード決済:PayPay、d払い、楽天ペイ、au PAY
手数料 お通し 450円
席数 8席
席の種類 カウンター席
個室 無し
貸切 貸切可能
最大予約人数 8人
駐車場 無し
設備・サービス オシャレな空間
ドリンクメニュー ソフトドリンク
利用シーン ディナー
お子様連れ 可能
公式サイト https://www.instagram.com/bistro.anjie
開業年月日 2026-2-1
備考 【禁煙・喫煙】加熱式タバコのみ喫煙可