CHINTAIは2月16日、部屋探しや日常生活における「防犯意識」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は2026年1月20日~1月26日、一人暮らし経験のある10代~30代の女性560名を対象にインターネットで行われた。

一人暮らし女性の7割が部屋探しで防犯を意識

一人暮らし女性の部屋探しにおいて、防犯面をどの程度意識していたか尋ねたところ、「最も重視していた条件」(21.6%)と「意識していたが、他の条件を優先することもあった」(49.8%)を合わせ、7割以上(71.4%)が防犯面を意識して部屋探しをしていることがわかった。

一方で、「あまり意識していなかった」(18.9%)、「まったく意識していなかった」(9.7%)を合わせると28.6%となり、部屋探しの段階では防犯面への意識に個人差があることも明らかになった。

  • 一人暮らしをするお部屋を探した際、防犯面をどの程度意識していましたか?

    一人暮らしをするお部屋を探した際、防犯面をどの程度意識していましたか?

防犯面で重視した条件

防犯面で重視した設備・条件については、「2階以上」(35.5%)が最も多く、次いで「オートロック」(23.3%)、「TVモニター付インターホン」(19.8%)が続いた。

一方で、「防犯カメラ」(7.0%)や「宅配ボックス」(5.8%)などは少数にとどまり、侵入のされにくさや来訪者を直接確認できる設備と比べると、優先度が下がる結果となった。

  • お部屋探しをする上で、防犯面において最も優先していた条件

    お部屋探しをする上で、防犯面において最も優先していた条件

一人暮らし中に不安を感じること

一人暮らし中に不安を感じる項目について尋ねたところ、最も多かったのは「夜道(自宅までの暗さ/街灯の少なさ)」(42.3%)だった。次いで「夜の人通りの少なさ」(30.9%)、「駅・バス停から家までの距離」(23.6%)が続き、物件そのものの設備以上に、帰宅時の環境に不安を感じやすいことがわかった。

  • 一人暮らし中に不安を感じる不安を感じたことのある項目TOP10

    一人暮らし中に不安を感じる不安を感じたことのある項目TOP10

日常生活の中で経験した「ヒヤッとした体験」

日常生活の中で実際に経験した「ヒヤッとした体験」について尋ねたところ、「鍵の閉め忘れに気づいて焦った」が22.7%で最も多く、続いて「帰宅時、背後に誰かがついてきた気がした」(13.2%)、「深夜や不自然な時間帯にインターホンを鳴らされた」(12.3%)などが挙げられた。

  • 日常生活の中で、実際に経験したヒヤッと体験TOP3

    日常生活の中で、実際に経験したヒヤッと体験TOP3

さらに自由回答では、設備の有無だけでは防ぎきれない"生活動線の中での恐怖"が複数寄せられている。

帰宅時の不安

  • 「深夜の帰宅中に、不審な人物に後をつけられました」
  • 「帰宅時にふと後ろを見ると、知らない人がずっと近くに立っていました」
  • 「人通りの少ない道で、見知らぬ人にしつこく声をかけられたことがあります」

共用部・オートロックでの不安

  • 「男性がオートロックを一緒に入ろうとしてきました」
  • 「オートロック前に見慣れない男性が不自然に立っていました」
  • 「深夜にインターホンを鳴らされ、怖くて出られませんでした」

住環境での不安

  • 「隣の男性から『お話ししませんか?』という手紙をポストに入れられました」
  • 「2階の窓から侵入されそうになり、不安を感じました」
  • 「玄関付近で物音がして確認すると、のぞき穴の枠が緩められていました」

住んでから気づいた盲点

住んでみて初めて「想像より不安だった」と感じた点で、最も多かったのは「夜道が思った以上に暗かった」(22.7%)だった。

次いで「駅からのルートに人通りがなかった」(14.3%)が続き、部屋探しの段階では把握しきれない夜間の帰宅環境が、住み始めてから不安要素として浮かび上がりやすいことがわかる。

また、「オートロックが"誰でも入れる雰囲気"だった」(13.4%)、「近隣住民・入居者の雰囲気に不安があった」(13.2%)など、設備の有無だけでは判断しにくい"住環境の印象"も盲点となりやすい傾向が見られた。

  • 住んでみて初めてわかった想像より不安だった・盲点だったこと

    住んでみて初めてわかった想像より不安だった・盲点だったこと

防犯は設備だけでなく"暮らしの習慣"へ

一人暮らしの際に行ったセルフ防犯行動について尋ねたところ、「洗濯物を外に干さない/干し方を工夫した」が(25.4%)が最も多く、次いで「イヤホンを外して周囲を確認しながら歩く」(16.6%)、「カーテンの色・柄を工夫した」(16.4%)が上位となった。

また、「SNSで位置情報や生活パターンを出さない」(11.8%)など、オンライン上での対策も一定数見られ、住まいの防犯は物件内にとどまらず、生活全体のリスク管理として捉えられていることがうかがえる。

  • 一人暮らしの際に行ったセルフ防犯行動

    一人暮らしの際に行ったセルフ防犯行動

確認しておくべき防犯ポイント

一人暮らしの際に「もっと確認すべきだった点」「見ておいてよかった」と思う防犯ポイントについて尋ねたところ、「最寄り駅からの"夜の道"の明るさ/人通り」(21.1%)が最も多く挙げられた。次いで「近隣住民・入居者の雰囲気」(16.6%)や「オートロックの仕様や抜け道の有無」(14.8%)などが続き、物件設備だけでなく周辺環境や建物の状況を事前に確認する重要性がうかがえる。

  • もっとよく確認しておくべきだった 見ておいてよかった防犯ポイントTOP5

    もっとよく確認しておくべきだった 見ておいてよかった防犯ポイントTOP5

一人暮らし経験者が伝える、部屋の防犯について

一人暮らしをする中で、日常的に気をつけていることについて尋ねたところ、特別な防犯対策というよりも、暮らしの中で無理なく取り入れられる工夫や意識に関する声が多く寄せられた。

  • 「内見時は昼間だけでなく、夜の道の明るさや人通りも確認したほうがいいです」
  • 「『2階以上なら安心』と過信するのは危険。足場があれば侵入される可能性もあります」
  • 「ゴミ捨て場など共用部分がきれいに使われているかを見ると安心につながります」
  • 「鍵は2つ以上付いている物件だとより安心だと思います」
  • 「洗濯物は外に干さないなど、生活の中でできる工夫も大切です」
  • 「女性が住んでいるとわかるものは外に置かないようにしています」