ウェザーニューズは2月16日、関東の1都3県が花粉シーズンに入ったことを発表した。
1都3県で花粉シーズン開始
花粉観測機「ポールンロボ」による花粉観測や、同社アプリのユーザーからの花粉症の症状報告を加味し、同社は2月16日に東京都が花粉シーズンに入ったと分析した。昨年より1日遅い飛散開始となる。また、千葉県、埼玉県、群馬県も2月16日までに花粉シーズンインしたとみられる。
千葉県と埼玉県は2月14日、群馬県は2月15日、東京都は2月16日に飛散を開始した。
スギの雄花は暖かくなると花粉を飛ばし始め、特に風の強い日は飛びやすくなる。1月は中旬に気温が平年を大きく上回った一方、下旬から2月上旬は上空の強い寒気の影響で気温が平年を下回ったところが多くなった。2月中旬になって寒気が北に退いて寒さが和らぎ、気温が上昇した2月14日から16日にかけて東京都を含む関東エリアで飛散が始まったと考えられる。
2月下旬から気温上昇により飛散エリアが急速に拡大
今後は低気圧と前線が次々と日本付近を通過して天気が周期的に変化する。低気圧が日本海を通過する日は暖かな南風が吹くため、花粉が飛びやすくなる。
2月下旬に入ると気温が平年を上回る日が多くなり、スギ花粉の飛散エリアは西日本と東日本を中心に急速に拡大するとみられる。
2月下旬からスギ花粉が本格化、ヒノキ花粉は3月中旬から飛散
スギ花粉が本格的に飛散する時期は、九州や中国・四国、東海、関東・山梨で2月下旬~3月中旬、近畿では3月上旬から中旬と予想される。北陸・長野や東北南部では3月上旬~下旬、東北北部では3月中旬~4月下旬になるとみられる。なお、スギ花粉の本格飛散開始は2月の天候に大きく左右され、晴れて暖かい日が続くと飛散開始の直後に本格飛散開始となることがある。3月中旬以降はスギ花粉の飛散が徐々に収まり、代わって西日本や東日本ではヒノキ花粉の飛散が多くなる。
ヒノキ花粉が本格的に飛散するのは九州や中国・四国で3月中旬~4月中旬、近畿や関東・山梨で3月下旬~4月中旬、東海で3月下旬~4月下旬、北陸や東北南部で4月上旬~中旬とみられる。ただ、北陸・長野や東北南部ではヒノキの樹木が少ないため、スギ花粉に比べると飛散量が少なくなる見込みである。北海道のシラカバ花粉が本格飛散するのは、4月下旬~5月下旬の予想で、道南や道央ではゴールデンウィークと重なる見通しだ。
飛散量は東・北日本で前年を上回る予想
2026年春の花粉飛散量は東日本と北日本で2025年を上回る地域が多い一方、西日本では前年並か前年を下回ると予想される。2025年の飛散量が少なかった山梨や長野、北陸、東北北部、北海道では前年比で200%を超える地域が多く、秋田では600%を超える予想だ。東北北部や北海道では近年飛散量の変動が非常に大きく、2026年は飛散量がかなり多くなる可能性がある。一方、西日本では飛散量が前年並か前年を下回るエリアが多く、2025年に記録的な大量飛散となった九州北部では飛散量が半減するエリアもあるとみられる。全国平均では前年比で118%となる予想だ。平年(2016~2025年の平均飛散量)比ではほぼ全国的に平年の飛散量を上回り、特に東北北部や北陸では150%を超えるエリアがある。全国平均では128%と予想される。




