自転車で走行中、ヒヤリとした経験はないだろうか。どれだけ注意していても、予期せぬ出来事に遭遇する可能性は誰にでもある。そんな万が一の瞬間を客観的に残す手段として、自転車用ドライブレコーダーに関心が集まっている。
自転車に乗る目的は人それぞれ
スポーツ走行やツーリング、通勤や買い物などの日常使いまで、人によって自転車に乗る目的はさまざまだ。
近年、自転車におけるルールや法の整備も明確化されていく中で、安全と責任に対しての意識を高める必要がある。
そこで今回は、自転車に乗るすべての人たちのお役に立てるアイテム「自転車用ドライブレコーダー」を実際に使用してみて、使用感とその必要性についてレポートする。
自転車用ドライブレコーダー
自転車にドライブレコーダーというのは少し大げさに感じてしまうかもしれないが、皆さんは次のようなことを経験したことはないだろうか?
・一時停止を無視してきた自動車とぶつかりそうになった。
・スマホを見ながら走行する自転車がフラつきながら近寄ってきて危険を感じた。
・車道を逆走してくる自転車がいたので、停止して危険を回避した。
・自転車通行帯を前方の車に塞がれ、急ブレーキをかけて衝突を回避した。
・後方から車に車間距離を詰められ、あおられているように感じた。
・見通しの悪い交差点で子どもが飛び出してきた。
実は、これらは筆者が今まで実際に経験し、特に危険と感じた実例である。
このようなことで万が一事故になってしまった場合、映像が残っていれば事故の原因が明確になり、真実を伝える助けになる。
警察の事故処理に役立つ可能性があるし、事故相手や保険会社との話し合いにも証拠映像として用いることができるだろう。
今回は札幌の自転車店SAMS BIKE様より、昨年発売されたAKEEYOのドライブレコーダーをお借りすることができたので、実際に使用してみようと思う。
SAMS BIKEでは、ユーザーによるグループライドやファンライドなどが活発であり、お店では常に安全を考慮した情報発信やアドバイスを行っている自転車店である。
ドライブレコーダーを箱から取り出してみると想像していたよりも軽い。重量は100g程度で、一般的なアクションカム等(160g前後)よりもかなり軽量だ。
形状は縦長で、一見充電式ライトのようにもみえる(長さ87mm 高さ27mm 実測)。
マウント方法は一般的なアクションカムのマウントのほか、GARMINのサイクルコンピューターマウントの互換のものが同梱されている。
いずれのマウントもネットショップや家電量販店などで豊富な種類があるので、自分の自転車に合ったものを後から追加購入するのも良いだろう。
動画画質は4K30P、2K60P、1080/60Pのほかタイムラプスにも対応している。最新のアクションカムのような高画質とは言えないまでも、記録用動画カメラとして使用することも可能だ。
500万画素のセンサーと明るいレンズを使用しているので、ドライブレコーダーとしての画質は十分である。
録画は1分、3分、5分の設定で古い動画を上書きしながらループ録画される仕組みだ(一般的な自動車用ドラレコと同じ)。
強い衝撃を受けた際(衝撃感知システムGセンサー作動時)の動画ファイルは、別のフォルダに分けられ、上書きされずに保存される。
画質やループ時間、その他の設定はスマートフォンアプリからの操作となる。電源のオン・オフ、録画中、停止など、カメラの状態は電源ボタン内にあるインジゲーターランプ(赤、青、緑、点灯、点滅)で把握する必要があるのだが、それには少々慣れが必要かもしれない。
アクションカムとの一番大きな違いは連続録画時間である。本機は1800mAh内蔵バッテリーにより、5.5時間の長時間連続録画が可能だ。
また、防水充電ケーブルが付属されているので、天候を気にすることなくモバイルバッテリーから給電しながら使用することもできる。
長距離のツーリングでも安心して使うことができそうだ。
実際に使ってみると……
この日の札幌は積雪状態で、路面の凸凹が激しかった(スパイクタイヤを装着した自転車で安全に配慮しながら走行)。しかし、本体が軽量なこともあり、衝撃でカメラが傾くことは無かった。
ブレ補正機能も備えているので、記録された動画をスマートフォンで見てみてもさほど揺れを感じない。ドライブレコーダーとしてはもちろんのこと、記録用カメラとしても十分な役割を果たしている。
下り坂で少々スピードが出る道路では、強めの衝撃を感じた場所もあったのだが、その映像は衝撃感知センサー(Gセンサー)が機能しており、別のフォルダに保存されていた。
このような点で信頼性が高く、万が一の瞬間もしっかり記録が残ることだろう。なお、Gセンサーの感度は低、中、高の設定が可能で、不整地を走行する場合はあらかじめ「低」に設定しておくと良い。
ドライブレコーダーの必要性は?
今後、ますます多様化(電動自転車やモペット、キックボードなど)する交通事情を考えると、自転車用ドライブレコーダーは今後スタンダードなアイテムになっていくかもしれないと感じた。
それは、自分が安全に走行していても、避けることのできない危険な状況もあり、道路を使用する全ての人たちがモラルや安全意識を備えているとは限らないからだ。
自分自身がいつも正しい行動をとれているとも限らず、事故の加害者になってしまう可能性もある。
そして、記録しているからこそ、自分自身のマナーや行動を今一度見直すきっかけにもなるのではないだろうか。
先般の交通事情を踏まえ、少しでもリスクを減らし、万が一に備えておくことは重要なことといえるだろう。
この商品はスポーツ走行やツーリングだけではなく、むしろ市街地などで日常的に自転車を交通手段として使用しているユーザーにおすすめしたい商品だ。
実際に使用してみた感想としては、自転車に乗る全ての人たちにおすすめしたい商品である。
自分自身を守るためにも、自転車用ドライブレコーダーの導入を検討してみてはいかがだろうか。
商品情報
商品:AKEEYO(商品詳細情報)
日本正規代理店:野口商会(取り扱い店舗などはこちらからお問い合わせください)





