クラシエ薬品は2月6日、花粉症対策に関する実態調査の結果を発表した。調査は2026年1月5日、20代~40代の花粉症に悩む男女300名を対象にインターネットで行われた。
花粉症の人の半数以上が代表的な症状に悩む
はじめに、花粉症の時期に特に辛い症状について尋ねたところ、花粉症の人の半数以上が「鼻水」や「鼻づまり」、「くしゃみ」といった花粉症の代表的な症状に悩んでいることが分かった。その他にも、「のどの違和感」や「集中力の低下」、「眠気」などの症状を抱える人もそれぞれ約2割程度いることから、花粉症の症状は人によって多岐にわたることが伺える。
また、それぞれの症状において性別・年代別に回答率を見たところ、上位の症状には性年代間で大きな差がない一方で、下位の「集中力の低下」、「肌荒れ」、「眠気」については性年代間で異なる特徴が見られた。
まず、「集中力の低下」を困っている症状として挙げた人は女性よりも男性の方が多く、中でも30代が27.3%、20代が21.2%と若年男性に多い傾向がみられる。反対に、「肌荒れ」を困っている症状として挙げた人は女性の方が多く、特に30代・40代がそれぞれ24.2%を占めている。また、「眠気」の症状を挙げた人も同様に女性の方が多く、特に30代女性が25.0%と他の性年代に比べて最も高い割合であることが分かった。
花粉症対策は「マスク」「目薬・点鼻薬」が主流
花粉症の症状に対する対策について尋ねたところ、最も回答が多かったのは58.3%の「マスクの着用」となった。次いで42.7%が「目薬・点鼻薬の使用」と回答し、取り入れやすい対策が上位に上がった。また、市販もしくは医療機関から処方された「西洋薬の服用」と回答した人は約2割にのぼり、「目薬・点鼻薬の使用」に次いで多く取り入れられている対策であることが分かった。
一方で、全体の11.7%の人が「市販の漢方薬を服用する」と回答しており、その内訳を見ると、特に30代女性が28.6%と最も多いことが分かった。「眠気」の症状に悩む人も30代女性が多かったことから、「眠気」を避けたい人が漢方薬を選択している可能性が伺える。
約60%が花粉症対策を"使い分けている"
花粉症対策の使い分けについて尋ねたところ、全体の約60%が対策を使い分けていると回答した。中でも、病状の強さによって使い分けると回答した人が27.0%と最も多く、シーンで使い分ける人が21.3%、花粉の飛散前後など、時期によって使い分ける人は11.0%となった。
花粉症に悩む人の声
花粉症の症状に悩む30代~40代の女性5名を対象に定性調査を実施したところ、症状の強さと時期の掛け合わせで使い分けていることが分かった。
「自分の体感や、ニュースで花粉が飛び始める時期を見ながらではあるが、おおよそ1月下旬~2月頭と、2月上旬~3月で対策を使い分けている」(37歳女性)
「私は夜の方が症状が出やすく、本格化すると夜眠れなくなってしまうほど悪化するため、くしゃみなど明らかに症状が出始めてきたなという初期段階と、ピーク時で対策を変えている」(45歳女性)
さらに、同一人物でも状況によって花粉症の症状に変化があらわれることも明らかになった。
「最初の頃は鼻水が滝のように流れていたが、ある日突然出ていた鼻水がのどの奥に流れる感じがあり、後鼻漏のような症状が出てきた」(32歳女性)
「ネットで、同じ花粉症とか風邪でも、タイプによって対策を変えることが大切であることを知った。両方花粉症の症状だが、鼻詰まりで息が苦しくて夜眠れないときと、昼間鼻が詰まるときで異なる対策を行っている。症状の強さや自分のタイプに合わせて使い分けている」(40歳女性)
花粉症セルフチェック
同社は、花粉症の症状や鼻水の状態などからタイプを確認できる「花粉症セルフチェック」を公開している。
薬の管理と剤形選択
定性調査の結果から、自身のライフスタイルや状況に合わせて、薬の取り扱い方や選ぶ剤形が異なる傾向もみられた。
薬の管理方法については、「花粉症に限らず薬を割と持ち歩く。症状が出てきたら飲めるように、1回分は持ち歩いている」(37歳女性)という声がある一方で、「持ち歩くとなくしたり飲んだか忘れてしまうため、薬はキッチンに置くようにしている」(42歳女性)という意見もあり、持ち歩く派と家に置く派に分かれる傾向がみられた。
また、剤形の選択については「花粉症を自覚したのは中学生ごろから。粉(顆粒タイプ)の漢方薬が苦手で、親に勧められても拒否したり飲んだふりをしたりしていた。大人になって、かかりつけ医に漢方薬の粉(顆粒タイプ)が飲めないと話したら、錠剤もあるよと言われて知った。それ以来錠剤を出してもらうようにしている」(37歳女性)との声があり、顆粒タイプが苦手な人は錠剤タイプを選択していることがわかった。





