新戦力スビメンディとギェケレシュも存在感を放っている [写真]=Getty Images

 2025-26シーズンのプレミアリーグは折り返し地点を過ぎ、優勝争いは逃げ切りを図るアーセナルと追うマンチェスター・シティという構図となっている。

 3年連続2位に終わったアーセナルは昨年夏に大型補強を敢行し、マルティン・スビメンディやヴィクトル・ギェケレシュら即戦力を補強。開幕直後から安定した戦いを披露し、第7節ウェストハム戦終了後に首位に浮上すると、その後は一度もその座を譲らず。第21節リヴァプール戦からは3戦未勝利を足踏みが続いたが、直近は2連勝と立て直し、第25節終了時点で2位マンチェスター・シティに「6」ポイント差をつけている。

 しかし、アーセナルには苦い過去がある。2022-23シーズン、そして翌2023-24シーズン、ミケル・アルテタ監督率いるチームは開幕から順調に勝ち点を積み上げ首位でクリスマスを迎えたが、後半戦に入ってマンチェスター・シティの怒涛の追い上げを許し、最終的にタイトルを譲ることとなった。

 今シーズンは現地時間12日に控える第26節ブレントフォード戦を含めて残り13試合。例年シーズン後半戦に強みを増すマンチェスター・シティに追われる中、アーセナルは逃げ切ることができるだろうか。かつて11年間に渡ってアーセナルで活躍し、2003-04シーズンには“インビンシブルズ”の一員として無敗優勝を経験したデニス・ベルカンプ氏は次のように持論を展開している。
 
「今のところ、他のチームは十分な強さを持っていないと感じているので、あまり心配はしていない。マンチェスター・シティは追い上げてくるかもしれないが、その他のチームが追い抜くとは思えない。勝ち点を落とすかもしれないからね。ビッグマッチはまだこれからだし、すべてのチームにとって厳しい時期はこれからだ。なぜなら、チャンピオンズリーグ(CL)に残っていて戦い続けているからだ」

 さらにベルカンプ氏は「アーセン(・ヴェンゲル元監督)がいつも言っていたことを覚えている。『すべての試合が決勝戦。次の試合に集中するだけだ』と。今はそれが一番大切だ」と言及。「私から唯一言えることがあるとすれば、開幕から数カ月の激しさと興奮についてだ。今は『ミスを犯さないようにしよう』という雰囲気に見える時がある。しかし、サッカーにおいて頂点に立つ者、チャンピオンを目指す者は『ミスを犯さないようにしよう』という姿勢に頼ってはならない」と“後輩”たちへアドバイスを送った。