マイナビは2月9日、「花粉症と仕事に関する調査2026年」の結果を発表した。調査は1月5日~1月9日、正社員(20~50代)1,375名、企業の中途採用担当者807名、アルバイト求職者(15~69歳)1,427名を対象にインターネットで行われた。
転職を考えている正社員の54.6%が花粉症
転職を考えている20~50代の正社員のうち、 花粉症の割合は54.6%となり、2人に1人以上が花粉症であることがわかった。
特に花粉症がつらい月を聞くと、4月(79.1%)が最多となり、次いで3月(75.1%)だった。前年結果と比較してつらいと回答した割合が、3月は6.2pt、4月は5.8pt増加しており、依然として春先に症状が強く意識されていることがうかがえ、これからの季節は花粉症に悩む人が増えることが予想される。
また、アルバイト探しをしている人でも花粉症の割合は47.5%で、約半数が花粉症を抱えながら仕事探しをしていることが明らかになった。
約4割は花粉症が転職活動に影響
転職を考えている正社員のうち花粉症であると回答した人に、花粉症が「転職活動に影響があるか」聞いたところ、36.9%が「影響がある」と回答した。
年代別では特に20代(55.9%)は2人に1人以上が影響を感じており、次いで30代(39.3%)、40代(33.5%)で、若い年代ほど花粉症の影響を強く受けていることがわかった。
具体的な影響は、「面接時に目がかゆくなる、面接中に鼻をすする、かむという行為に気を取られやすく全力が出せない」「筆記試験で集中できなくてパフォーマンスが下がった」といった声が挙がり、花粉症が転職活動の妨げになっている様子がうかがえる。
アルバイトを探している人では、全体の25.4%は花粉症がアルバイト探しに「影響がある」と回答しており、年代別では特に30代(39.2%)が高かった。具体的には、「頭痛で寝込んでアルバイト先を探すことができなかった」「不快な状態で面接をしたが、鼻声のために応答がはっきり伝わらない」などの声がみられた。
雇用形態別で比較すると、アルバイト探しに比べて転職活動の方が花粉症の影響を受けやすい傾向がみられたが、雇用形態にかかわらず一定の影響が生じていることがわかった。
花粉症の業務への支障
転職を考えている正社員のうち花粉症であると回答した人に、「花粉症で業務に支障が出る」か聞いたところ、全体の67.2%が支障が出ると回答した。 年代別では20代(77.2%)が最多となり、花粉症が転職活動に影響する割合と同様に、若年層ほど花粉症が業務に支障を与えている傾向がみられた。 職種別で見ると、「業務に支障が出る」割合が最も高かったのは 「ITエンジニア(73.2%)」で、「管理・事務(72.3%)」「販売・フード・アミューズメント(70.5%)」 と続いた。
具体的な業務への支障を聞くと、特に「パソコン画面」「事務作業」など、デスクワークにおける集中力の低下を指摘する回答が目立ったほか、営業など外出を伴う職種の回答も見られた。
アルバイト探しをしている人では、46.6%が花粉症による業務への支障を感じていることがわかった。
約6割の企業が「花粉症対策を実施している」
企業の中途採用担当者に花粉症対策の取り組み状況を聞いたところ、花粉症対策を実施している企業は57.5%で、半数以上の企業が花粉症に何かしらの対策をとっており、労働環境において無視できない課題として認識されていると推察される。
具体的な取り組み内容では、「花粉症対策として空気清浄機の設置など空調の整備をしている(27.3%)」がもっとも多く、「花粉症対策グッズを支給している(23.3%)」「花粉症手当を支給している(14.6%)」と続き、環境の整備だけでなくグッズや手当の支給などの対策を取る企業も一定数あることがわかった。
また、転職を考えている正社員に企業の花粉症対策として魅力的だと感じる対応を聞くと、「花粉症対策として空気清浄機の設置など空調の整備をしている(44.1%)」がもっとも多く、「花粉症グッズを支給している(43.3%)」「花粉症手当を支給している(42.3%)」と続き、企業が実際に実施している対策と正社員が魅力に感じる対策は同様であった。







