サノフィは2月3日、Rare Disease Day(世界希少・難治性疾患の日)に向けた啓発活動の一環として「RARE DISEASE DAY サポート ラン&ウォーク プロジェクト2026」を開催。同社の希少疾患に対する取り組みを紹介したほか、ランニングの専門家である三津家貴也さんによるランニング講座も実施した。
希少・難治性疾患の理解促進に向けて
希少疾患の治療薬を取り扱うサノフィでは、Rare Disease Dayの理念に賛同し、その啓発活動を積極的に支援している。サノフィ代表取締役社長の岩屋孝彦氏は「世界には、治療法が限られた希少・難治性疾患と向き合う患者さんが存在します。希少疾患ということで、ともすれば置き去りにされてしまう状況です。弊社ではこのUnmet Medical Needs(まだ有効な治療法が見つかっていない疾患)に悩む患者さん一人ひとりの立場に立っています」と紹介する。
世界の医療アクセス格差についても言及。岩屋氏は、人々の支援により成り立っている希少疾患人道支援プログラムを通じて、2024年には1,250人超もの人々が無償医療を受けられたと報告する。
そのうえで「サノフィでは人々の日常生活をよくするため、今後も疾患の症状を改善する画期的な医薬品の開発に勤しんでいきます」と岩屋氏。まずは希少疾患を取り巻く現状をたくさんの人に知ってもらうことが大事で、その積み重ねで支援の輪が広がっていくことに期待を寄せていると話した。
専門家が伝授する「勝つコツ」とは?
後半のプログラムには三津家貴也さんが登壇し、ランニング講座を実施した。その冒頭、三津家さんは「皆さんはランニングについて、どんなイメージをお持ちですか? 健康のために走る人は多いと思いますが、キツくて苦しいものと思わなくて良い、自分を追い込まなくて良い、もっと楽しく走ってほしい、ということを本日はお伝えできたらと思います」と笑顔を見せる。
実業団で走っていた頃に過労で倒れ、それが原因で引きこもりになった時代もあった、と明かす三津家さん。自分を追い込む過酷な練習をやめたとき、生涯スポーツとしてのランニングの楽しさに気が付いたという。「ランニングは、自分と社会をつなぐきっかけになります。友人と共に走るのも良いですし、大会に参加すれば新たな知り合いも増えます。それが身体だけじゃなく、心の健康にもつながってくるんです」。
これからランニングを始めたい人に向けては「頑張るぞ、と思わないでください。無理をして頑張る人は、3日で走らなくなってしまいます。頑張ったら続かない。それより大事なのは継続性です。ボク自身も、毎日頑張れる強い人間ではありませんでした。そういう人なら、楽しむこと、頑張らずに余白を残すこと、それが継続するコツになります。いきなり100点を目指さないで、自分にできる範囲の60点、70点を出し続けていく。その結果が、100点を取る近道になるんだと思います。これはボクの好きな言葉ですが『コツコツ、が勝つコツ』です」と話す。
ランニングに向けたモチベーションを保つ秘訣については「たとえば、毎週水曜日の夜に友だちで集まって走る、といったコミュニティをつくってしまうことです。1人で走っていると『今日は走らなくていいかな』となりがちですが、人を巻き込むことで『誰々が待っているから行かなきゃ』と思えるので。皆んなで走って、ゴール付近にある温泉に入って、その近場で飲み会をする、なんてコースをつくってしまうのも手です。もはやランニングよりも、そのあとの温泉、飲み会を楽しみにしても良い。仲間と一緒に満足感、達成感を味わうことができます」。
このあと、来場者からの質問にも回答した。寒くて走る意欲が低下する冬場に走るコツを聞かれると「家の中でエアコンの温度を上げて暑い環境をつくったら、厚着のまま外に出て走っちゃいます。とにかく寒い、苦しいという心理的なストレスをゼロにしたい。ランニングには薄着の方が良いと人は言いますが、ボクは着込んで走っても全然良いと思います」と三津家さん。
そして最後に、ランニング講座を行った。軽く準備運動を行ったあと、かかとに重心を置いてお尻の筋肉をうまく使うこと、ランニング中の姿勢、そして腕振りについて詳しく解説。来場者たちは頷きながら、教えられた走り方を試していた。







