大正製薬は2月3日、特定保健指導に行った人の実態調査の結果を発表した。調査は2025年6月23日~6月30日、40歳以上の男女389人を対象にインターネットで行われた。
特定保健指導に行った人の実態を調査
同社は2025年3月、保健師や管理栄養士等を対象に実施した「特定保健指導の実態調査」の結果を報告した。同調査では、メタボリックシンドローム・肥満者に対する指導に課題を抱えている現状や対象者本人が問題と捉えていない実情が明らかになった。そこで、今回は特定保健指導を受けたことがある人を対象に、特定保健指導の前後での意識や行動の変化を調査した。
なお、特定保健指導とは、生活習慣病予防のために行われる40~70歳が対象のメタボに着目した健診(特定健診)の結果、生活習慣病の発症リスクが高く、生活習慣の改善による生活習慣病の予防効果が期待できる人に対して行われる指導を指す。
特定保健指導の満足度は高い
特定保健指導の対象となった人のうち、特定保健指導を受けたことがあると回答した人は77.4%だった。このうち、約6割が満足できたと回答しており、満足できた理由としてそのうち約半数の人が「自分の健康に向き合うことができた」と回答した。
また、特定保健指導を受ける前と後で実施したメタボ・肥満対策を調査すると、特定保健指導を受けた後は何らかのメタボ・肥満対策を実施した人が多いことがわかった。このことから、特定保健指導を受け、自分の健康に向き合った結果、意識が変わったことがよみとれる。
一方、特定保健指導の目標は達成できていない
特定保健指導では腹囲-2cmや体重-2kgなど個人に合わせた目標設定を行うが、設定した目標を「十分に達成できた」または「ある程度達成できた」と回答した人は41.9%であり、過半数の人が設定した目標を達成できなかったと回答していた。
特定保健指導を受け、メタボ・肥満対策を始める人も多い一方で、特定保健指導で設定した目標の達成率は低く、メタボ・肥満対策の難しさが浮き彫りとなる結果となった。



