Jリーグ開幕イベントが開催[写真]=金田慎平

 2日、明治安田Jリーグ百年構想リーグ 開幕イベントが都内で行われた。

 2026ー27シーズンからJリーグはシーズン移行を行うため、半年間に及ぶ特別大会「明治安田Jリーグ百年構想リーグ」が開催。東西に分かれた地域ラウンドを行い、昇降格のない異例のシーズンの開幕が6日(金)に控えている。

 当選したファン・サポーターも一部参加した開幕イベントの冒頭では、野々村芳和チェアマンが「2026年、Jリーグにとっては特別な1年になります。開幕が2回あります」とコメント。FIFAワールドカップ26の終了後には新たなカレンダーでのシーズンがスタートするが「実力をつけて地力をつけてチャレンジができるタイミングを迎えた」と、新たなチャレンジの理由に言及。「33年間、ゼロからJリーグを作ってくれた皆さん。ピッチで頑張ってくれた選手たち、監督たち、サポーターの皆さん、クラブが危機的な状況の時に助けてくれた人たち。毎日練習を見にきてくれたサポーターのおじちゃん、おばちゃんなど感謝しなければいけない人がたくさんいる。感謝の気持ちを持って、Jリーグのチャレンジである第2章に向かっていけたら」と、特別大会への想いを語った。

 その後、Jリーグ初代チェアマンであり、日本サッカー協会相談役の川淵三郎氏と野々村チェアマンによるトークセッションが実施。川淵氏は「93年にスタートした時に、あんなに人気になるとは思わなかった」とJリーグ開幕当時を回想。バブルの頂点でのスタートとなったが、その後にバブルが弾けることに。「神のみぞ知るタイミングだった」と、国内情勢を見ても非常に良いタイミングで開幕できたと振り返った。

 この33年間の成長スピードについては「想像していたより遥かに早い」と語り、「初めの頃はあまり上手じゃなかったが90分間ひたむきにやっていた。段々とひたむきさは無くなったが、今は戻ってきている」と技術面と戦う姿勢が面白いポイントだとしながら、「審判に文句を言う選手が多いことが気に入らない。審判に文句を言っているのを見て不愉快にならない人はいない」と苦言も呈すことに。この先のJリーグについては「スタジアムに行くこと自体が楽しい。ただ試合を見て終わるのではなく、プラスアルファが楽しい存在に」と、多くの人が楽しめる環境作りをすることで、リーグの売上や規模の拡大に繋がっていくだろうとした。

 トークセッション終了後は、明治安田J1百年構想リーグを戦う全20クラブのマスコットが登場しファン・サポーターと交流を図ることに。その後は、開幕カードごとにクラブ代表の選手とマスコットが登場。オープニングマッチとなるEASTの横浜F・マリノスvsFC町田ゼルビアからスタートし、WESTの名古屋グランパスvs清水エスパルスまでの10カードが紹介された。

 20選手が一堂に会した中、2025シーズンのJ1王者である鹿島アントラーズの松村優太は「昨シーズンをベースとして、その積み上げをしていこうと話をして、キャンプも良い仕上がりでできていると思います」とコメント。対戦相手となるFC東京の佐藤龍之介は古巣復帰での開幕ゲームとなるが「相手に不足はないと思うので、開幕から自分の力を出してタイトルを獲れるように頑張りたいと思います」と意気込みを語った。

 17年ぶりにJ1に昇格を果たしたジェフユナイテッド千葉。オリジナル10が揃うこととなったが、鈴木大輔は「ここまでチームとしてもクラブとしても積み上げてきたものを、素晴らしい対戦相手の数々に思い切りぶつけていきたいと思います」と意気込み。対する浦和レッズの西川周作は「良いシーズンを送るためには開幕戦で勝つことが非常に大事だと思います。アジアの舞台にまた戻りたい。そのチャンスがハーフシーズンにはあるので非常に大事な一線になります」とコメント。アウェイ・フクダ電子アリーナでの戦いを楽しみにしていると語った。

 EASTとWESTに分かれて行われる明治安田J1百年構想リーグ。千葉ダービー、茨城ダービーがある中で、2年連続で開幕戦で実現した大阪ダービーにガンバ大阪の美藤倫は「勝つだけだと思うので、チーム全員で頑張っていきたいと思います」とコメント。セレッソ大阪の上門知樹は「昨年同様しっかりと圧倒して勝つだけだと思います。今年はホームでできるので頑張りたい」と、昨年に続いての開幕ダービーでの勝利を誓った。

 また、この特別大会は引き分けのルールがなく、同点で90分間を終えた場合はPK戦にて決着をつけることに。柏レイソルの細谷真大は「とても嫌です。90分で終わらせられるようにしたい」とコメント。昨シーズンは1度もPKを失敗していない名古屋グランパスの稲垣祥「いつ外すか分からないので、1本1本緊張感を持って蹴りたいと思います」と語った。対して、ヒーローになるチャンスがあるGKを代表してサンフレッチェ広島の大迫敬介は「試合の中でGKがヒーローになる試合は限られていますが、このハーフシーズンはGKにチャンスがたくさんあると思っているので、自分たちが試合を勝たせられるように頑張りたいです」と、PKセーブでヒーローになりたいと意気込んだ。

 最後にはオープニングマッチとなる横浜FMと町田の両選手が意気込み。町田の増山朝陽は「J1に昇格してから開幕戦は2年連続勝てていないですし、昨年はマリノスに勝てていないので、無失点に抑えてPKでも良いので勝ちたいです」と必勝を誓うと、横浜FMの宮市亮は「第一戦という事で注目度も高いと思いますし、半年のシーズンを盛り上げられるように、お互い頑張っていきたいです」と、特別なシーズンに向けた意気込みを語った。

 明治安田J1百年構想リーグは2月6日(金)、明治安田J2・J3百年構想リーグは翌7日(土)に開幕を迎える。開幕戦の対戦カードは以下の通り。

明治安田J1百年構想リーグ EAST開幕節
2月6日(金)19時〜横浜FM vs 町田
2月7日(土)13時〜千葉 vs 浦和
2月7日(土)13時30分〜FC東京 vs 鹿島
2月8日(日)15時〜川崎F vs 柏
2月8日(日)16時〜東京V vs 水戸

明治安田J1百年構想リーグ WEST開幕節
2月6日(金)19時〜京都 vs 神戸
2月6日(金)19時〜長崎 vs 広島
2月7日(土)16時〜C大阪 vs G大阪
2月8日(日)13時5分〜福岡 vs 岡山
2月8日(日)14時〜名古屋 vs 清水

明治安田J2・J3百年構想リーグ EAST-A開幕節
2月7日(土)14時〜栃木C vs 仙台
2月7日(土)14時〜横浜FC vs 山形
2月7日(土)14時〜湘南 vs 秋田
2月8日(日)14時〜栃木SC vs 八戸
2月8日(日)14時〜相模原 vs 群馬

明治安田J2・J3百年構想リーグ EAST-B開幕節
2月7日(土)14時〜大宮 vs 松本
2月7日(土)14時〜甲府 vs 福島
2月7日(土)14時〜磐田 vs 長野
2月8日(日)13時30分〜藤枝 vs 岐阜
2月8日(日)14時〜いわき vs 札幌

明治安田J2・J3百年構想リーグ WEST-A開幕節
2月7日(土)14時〜奈良 vs 徳島
2月8日(日)13時5分〜愛媛 vs 新潟
2月8日(日)14時〜FC大阪 vs 讃岐
2月8日(日)14時〜今治 vs 金沢
2月8日(日)14時〜高知 vs 富山

明治安田J2・J3百年構想リーグ WEST-B開幕節
2月7日(土)14時〜北九州 vs 鳥取
2月8日(日)13時〜熊本 vs 山口
2月8日(日)14時〜大分 vs 滋賀
2月8日(日)14時〜鹿児島 vs 宮崎
2月8日(日)14時〜琉球 vs 鳥栖