チェルシー復帰が決定的になっているM・サール [写真]=Getty Images

 チェルシーが、ストラスブールにレンタル移籍中のセネガル代表DFママドゥ・サールを呼び戻すことにしたようだ。

 今冬の移籍市場でもセンターバック(CB)の獲得に動いているチェルシーは、レンヌに所属するU-21フランス代表DFジェレミー・ジャケの獲得を狙っていたが、最終的にはリヴァプールが5500万ポンド(約116億円)に500万ポンド(約11億円)の追加オプションが付随する総額6000万ポンド(約127億円)の移籍金でレンヌと合意に至ったことが報じられている。

 なお、現在20歳のジャケは当初チェルシー加入を望んでいたが、イギリスメディア『スカイスポーツ』などによると、チェルシーには将来が期待される20歳のM・サール、20歳のアルゼンチン人DFアーロン・アンセルミーノらが在籍しているほか、19歳の下部組織出身のU-21イングランド代表DFジョシュ・アチャンポンに届いた高額なオファーをチェルシーが拒否して残留することが明らかになったことで、ジャケは考えを変えて同年代のCBが少なく、より出場機会の得られそうなリヴァプールに行くことを選択したと見られている。

 ジャケの獲得を逃した形となったチェルシーは、先月6日にストラスブールから引き抜いたリアム・ロシニアー監督の希望していた通りに、同クラブからM・サールを呼び戻すことにした模様で、移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏はこれがまもなく正式発表される見込みであることも伝えている。

 現在20歳のM・サールは2024年夏にリヨンからストラスブールに加入し、昨年6月8日にチェルシーに完全移籍となり、2033年6月30日までとなる8年契約を締結。昨夏開催されたFIFAクラブワールドカップ2025で1試合に途中出場し、チェルシーデビューを果たしていたが、2025-26シーズンは再びストラスブールでプレーすることになり、今季はここまで公式戦18試合に出場している。

 また、U-17からU-20までは世代別のフランス代表に招集されていたが、昨年11月に父親のパペ・サール氏もプレーしたセネガル代表に初招集されると、先月まで開催されていたアフリカネイションズカップ2025にも招集され、延長戦まで戦った決勝では120分フル出場するなど、3試合に出場して2大会ぶり2度目の大会制覇に貢献していた。

 一方、これに伴い、先月26日にはドルトムントにレンタル移籍していたアンセルミーノを呼び戻していたチェルシーだが、今度は同選手がM・サールに入れ替わる形でストラスブールにレンタル移籍することでも合意したことが報じられている。

 アンセルミーノにとっては思わぬ形で再レンタル移籍することになるが、イギリス人ジャーナリストのベン・ジェイコブス氏によると、チェルシーとしては同選手を高く評価し、売却するつもりがないことを強調している中で、ドルトムント側が完全移籍で獲得するために密かに引き抜こうと事前契約にサインするように説得しようとしており、この動きにチェルシー側が失望したことでドルトムントから呼び戻すことになった模様で、今季後半戦はチェルシーと同じオーナーが所有するストラスブールに加入することになったようだ。