テックビズは1月28日、「確定申告に関する実態調査」の結果を発表した。調査は2025年12月9日~11日、フリーランス・副業層600名を対象にインターネットで行われた。

  • 確定申告に対する感情

    確定申告に対する感情

調査によると、確定申告に対して「ネガティブな感情」を持っている人の割合は53.7%。また、約6割が「確定申告を自分でやりたくない」(59.3%)と思っているという。

「ネガティブな感情」を抱いている人の割合を経験年数別で見ると、10年未満では約6割が高い水準でネガティブな感情を抱いているのに対し、10年以上では46.9%へと改善。しかし、改善幅は10ポイント強にとどまり、経験を重ねても依然として半数近くが負担を感じている実態が明らかに。

また、ネガティブな感情を抱く理由として「制度や手続きが複雑で分かりにくい」(62.7%)、「計算や入力作業に時間がかかる」(61.5%)、「必要書類の準備が大変」(56.2%)が上位に。単なる「苦手意識」や「面倒くささ」ではなく、本来の業務に集中すべき時間を奪われることへの負担感と、専門知識が必要な判断への不安が複合的に重なっている状態がうかがえた。

  • 確定申告あるある

    確定申告あるある

次に、確定申告に関する「あるある」で経験したことを教えてもらったところ、「『今年こそ早めに準備する』と毎年思うが結局ギリギリ」が最多の29.7%。また、「確定申告が終わった後の達成感・解放感がすごい」(23.0%)、「来年の確定申告がすでに憂鬱」(23.0%)という相反する感情が同程度で上位に。

確定申告の主な準備タイミングについては、半数以上(55.5%)が12月以降(年末追い込み型10.2%、年明けスタート型14.8%、直前型15.5%、ギリギリ型15.0%の計)に準備を開始していることが明らかに。この結果は、「『今年こそ早めに準備する』と毎年思うが結局ギリギリ」(29.7%)と結びついている。

  • 確定申告や税務について「知りたい・困っていること」

    確定申告や税務について「知りたい・困っていること」

次に、「確定申告や税務について、最も知りたい・困っていることは何ですか?」と聞いたところ、66.5%が何かしらの困りごとや知りたいことを抱えていることが判明。特に、「どこまで経費として計上できるか」(32.3%)、「節税対策の方法」(21.0%)、「インボイス制度への対応」(19.8%)が上位となり、フリーランスは、税務面での判断を日々迫られながらも、それを相談できる環境にないという課題が浮き彫りとなった。

最後に、確定申告にかける費用を教えてもらったところ、「0円(全て無料ツールで対応)」が43.2%で最も多く、多くのフリーランスが自力で対応している実態が明らかに。一方で、求める無料サポートの1位は「書類作成を丸投げできるサービス」で33.0%。現状の「自力対応」と本来のニーズである「完全委託」の間に大きなギャップが存在することが分かった。