自然食研は、2026年1月7日から9日にかけて、「若年層の健康」に関する調査を実施した。本調査は、20〜30代の男女507人および内科医501人を対象に、PRIZMAによるインターネット調査で行われたもの。

去年~今年の忘年会・新年会での飲酒機会はどれくらい?

年末年始の飲酒機会について、「2025年12月〜2026年1月の忘年会・新年会を含む飲み会への参加回数」を聞いたところ、「参加しなかった」が60.6%と最多だった一方、「1〜2回」が24.8%、「3〜4回」が8.9%、「5回以上」が5.7%となり、約4割が何らかの形で飲酒を伴う外食に参加していた。さらに、飲み会が続いた際の体調変化については、「とてもある」が13.8%、「ときどきある」が29.8%となり、4割以上が疲れやすさやだるさ、酔い残りなどの変化を感じている実態が示された。

肝臓の健康に対する意識については、「日頃から強く意識して生活習慣にも気をつけている」が12.0%にとどまり、「意識したことはない」が49.5%と約半数を占めた。「ある程度は意識しているが対策まではできていない」が25.1%、「体調が悪いときにたまに意識する」が13.4%となり、必要性の認識と行動の間にギャップがある状況がうかがえた。

若年層の4割以上がスイーツを好んで食べている実態

食生活に関する質問では、「好んでとっているもの」として「スイーツ」が44.6%で最多となり、「揚げ物」が37.5%、「インスタント食品や菓子などの加工食品」が32.9%と続いた。また、21時以降の食事頻度については、「月に1日以下」が49.7%と最も多い一方、「週に1〜2日程度」が19.5%、「週に3〜4日程度」が12.6%となり、習慣的に夜遅く食事をする層も一定数存在している。

年齢と肝臓の健康に対する考えでは、「年齢に関係なく日常的に気をつける必要がある」が50.3%と半数を超えた一方、「考えたことがない」が39.2%、「若いうちは特に気にする必要はない」が10.5%となり、若さへの過信が一部で残っていることも示された。

内科医が感じる、若年層の生活習慣と肝臓の状態

内科医への調査では、「若年層の患者において生活習慣の影響によって肝臓に負担がかかっていると感じるか」という質問に対し、「とても感じる」が45.9%、「やや感じる」が50.1%となり、9割以上が負担を実感していると回答した。若年層本人の自覚と医療現場の認識との間に差がある実態が浮き彫りとなった。

肝臓への負担要因については、「甘い飲み物の摂取」が53.9%で最多となり、「過度な飲酒」が48.0%、「脂質・糖質過多の食事」が44.3%と続いた。飲酒だけでなく、日常的な飲食習慣全体が影響している可能性が示唆された。

さらに、若年層に多い肝臓に関する誤解として、「お酒を控えていれば食生活が乱れていても影響は少ないと思われている」が60.3%で最も多く、「若いうちは回復力があるため多少無理をしても問題ないと思われている」が47.9%、「脂質や糖質の多い食事は肝臓にあまり影響しないと思われている」が35.7%となった。

肝臓の健康維持をサポートする成分については、「タウリン」が40.3%で最多となり、「オルニチン」が35.9%、「ビタミンC」が33.5%と続いた。日常生活の中で意識しやすい成分への関心が高い傾向がみられた。

本調査から、若年層では肝臓への意識が十分に浸透していない一方で、医療現場ではすでに生活習慣由来の負担が認識されている実態が明らかになった。飲酒量だけでなく、食生活や生活リズムを含めた総合的な見直しが、若いうちから求められている状況といえそうだ。