サハラ砂漠の砂の色を纏った特別なルノー カングー|ルノー グランカングー クルール発売

ルノー・ジャポンは、ルノー カングーをベースに全長およびホイールベースを拡大し、3列7シートを備えた日本専用モデル「ルノー グランカングー」の特別仕様車「グランカングー クルール」を、2月5日より全国の正規販売店で発売する。今回導入される仕様では、サハラ砂漠の砂色をイメージした専用ボディカラー「ベージュ サハラ」を採用。自然光の下で柔らかく表情を変える色調が、実用車でありながら情緒を感じさせる佇まいを演出する。

【画像】大きな室内空間が魅力のルノー グランカングー(写真16点)

グランカングーは、従来のカングーが持つ親しみやすさや高い実用性を継承しつつ、より多人数での移動や多様なライフスタイルに応えることを目的として開発されたモデルである。全長は4,490mm、ホイールベースは3,100mmとされ、通常のカングーに対して大幅な拡張が施された。このホイールベース延長は単なる寸法上の変化にとどまらず、室内空間の余裕、乗降性、荷室容量といった実用面に直結する要素として機能している。

室内は3列7シートレイアウトを採用し、各シートは独立構造となる。2列目および3列目シートはスライド機構を備え、用途に応じた前後調整が可能だ。さらに、シートの折り畳み、跳ね上げ、完全な取り外しにも対応し、その組み合わせは1,024通りに達する。家族での移動、仲間とのレジャー、あるいは大容量の荷物を積載する場面まで、1台で複数の役割を担える柔軟性が確保されている。

ホイールベース延長の恩恵は、後席へのアクセス性にも及ぶ。スライドドア部の開口幅は830mmを確保し、3列目シートへの乗り込みも容易となった。子どもから大人まで、乗降時の動作に余裕を持たせる設計思想が随所に見て取れる。7名乗車時でもラゲッジ容量は500リットルを確保し、日常的な買い物や旅行時の荷物にも対応。シートを取り外した状態では最大3,050リットルという広大なスペースが出現し、大型のアウトドアギアや自転車なども無理なく積載できる。

パワートレインには、1.3リッター直列4気筒ガソリンターボエンジンを搭載。トランスミッションは電子制御7速ATが組み合わされ、スムーズな加速と扱いやすさを両立する。WLTCモード燃費は14.7km/Lとされ、車格や乗車定員を考慮すれば現実的な数値だ。足元にはオールシーズンタイヤを装着し、路面状況に応じて駆動力を最適化するエクステンデッドグリップ機能を備えることで、雨天や滑りやすい路面でも安定した走行を支える。

エクステリアでは、カングーの象徴ともいえるダブルバックドアを継承。観音開き式の構造は、限られたスペースでも荷物の出し入れをしやすく、実用性の高さを体現する要素だ。ブラックバンパーの採用により、無骨さと道具感が強調される一方、専用ボディカラーとの組み合わせによって柔らかさも併せ持つ独特のバランスが生まれている。

インテリアには10インチのデジタルインストルメントパネルを採用し、視認性と情報量を両立。中央には8インチのマルチメディアシステムを配置し、ナビゲーションや各種機能へのアクセス性を高めた。実用車としての性格を軸にしながらも、現代的な装備を過不足なく備える点は、日常使いにおける満足度を確実に底上げする。

安全装備も、このモデルの完成度を支える重要な要素だ。グランカングー クルールには、先進の運転・駐車支援システムが搭載されている。アダプティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付)は、カメラとレーダーにより前方車両を検知し、設定した速度と車間距離を保ちながら加速・減速を制御する。アクティブエマージェンシーブレーキは、車両や障害物に加え、歩行者や自転車も検知対象とし、警告およびブレーキ操作のサポートによって衝突被害の軽減を図る。さらに、車線逸脱や正面衝突の危険がある場合にステアリング操作を支援するエマージェンシーレーンキープアシストも備わる。

駐車支援としては、ハンドル操作を自動で行うイージーパーキングアシストを搭載。加えて、セーフティディスタンスワーニング、フロント/サイド/リアのパーキングセンサー、レーンデパーチャーワーニング、ドライバー疲労検知アラート、トラフィックサインレコグニションなどを装備する。EBD付ABS、ESC、EBAといった制動制御系に加え、オートハイ/ロービーム、前席エアバッグ、前席サイドエアバッグおよびカーテンエアバッグも備え、多人数乗車を前提とした安全性が確保されている。

車両価格は4,590,000円(税込)。3列7シートという明確な実用価値に加え、特別仕様ならではのボディカラーと装備を備えた日本専用車、グランカングー クルールは、単なる移動手段ではなく、生活の幅を広げるための”道具”としての魅力を色濃く放つ存在といえる。