「最近なんだか会話が減った」「一緒にいてもドキドキしない」そう感じることが増えたなら、それは“倦怠期”のサインかもしれません。どんなカップルにも訪れるといわれるこの時期ですが、ここでの振る舞いしだいで、関係が深まるのか、さらに冷え込んでしまうのかが大きく変わります。

今回は、倦怠期にやってはいけないことと、関係を修復し前向きに進むための具体的な対処法を紹介します。

倦怠期のサイン

  • 倦怠期のサイン

    倦怠期のサインって?

倦怠期とは、付き合いが長くなるなかで新鮮さが薄れ、相手に対するときめきや関心が少しずつ減っていく時期のことをいいます。出会ったころのような刺激よりもマンネリ感が目立ち、相手の存在を“空気”のように感じてしまうこともあります。

まずは倦怠期のサインを紹介します。

喧嘩の回数が増えた

ささいなことでイライラしやすくなり、以前なら軽く流せていた出来事がきっかけで口論に発展してしまう場合、倦怠期に入っている可能性があります。心に余裕がなくなると、相手の言葉を否定的に受け取りやすくなり、「どうしてそんなことを言うの」と感情的になってしまう場面が増えていきます。

お互いが心のすき間を埋めようとせず、攻撃的な態度で傷つけ合ってしまう状態が続くと、信頼関係にもヒビが入ってしまいかねません。

デートするのが面倒くさく感じる

以前は待ち遠しかったデートが、いつの間にか「ちょっと面倒だな」と感じる予定に変わってしまうことも倦怠期の特徴です。気をつかうのがしんどい、一緒にいてもあまり楽しく感じられないといった感覚が続くときは、ふたりの関係性に変化が生じているサインといえるでしょう。

そんなときこそ、「なぜそう感じるのか」「本当はどうしたいのか」を立ち止まって見つめ直すことが大切です。

連絡の頻度が減る

付き合い始めの頃は毎日のように連絡を取り合っていたのに、「今日は連絡しなくてもいいか」と思う日が増えてきたなら、少しずつすれ違いが始まっているのかもしれません。忙しさを理由にしているうちに会話の機会が減り、相手への関心も薄れていってしまう可能性も。

連絡が減ることそのものが悪いわけではありませんが、「話したいから連絡する」のではなく、「なんとなく後回し」が続いているなら注意が必要です。

相手の嫌なところが目につくようになった

以前は気にならなかった相手の小さな癖や言動が、やたらと目についてイライラするようになったら、倦怠期に入りかけているサインかもしれません。感謝や尊重の気持ちよりも、不満や欠点ばかりに意識が向いてしまうと、関係に負のサイクルが生まれやすくなります。

一度ネガティブな見方に偏ってしまうと、相手のいいところが見えづらくなり、「どうしてこんな人と…」と受け入れる余裕が少しずつ失われてしまうのです。

記念日や特別な日に会うことがなくなった

誕生日や付き合い始めた日など、以前は大切にしていた特別な日が「別に会わなくてもいいか」と後回しになってしまうこともあります。会っても形式的になってしまったり、そもそも何もしなくなってしまったりする場合、ふたりの心の距離も同じように遠ざかっている可能性が…。

会話が減る

以前はたわいもない話で盛り上がっていたのに、最近は会話が必要最低限になっていると感じることはないでしょうか。会話が減ると、気持ちの共有も少なくなり、その分だけ距離も広がっていきます。

倦怠期にやってはいけないこと

  • 倦怠期にやってはいけないこと

    倦怠期にやってはいけないことを見ていきましょう

倦怠期そのものは悪いものではなく、多くのカップルに訪れる自然な段階です。ただし、この時期の振る舞いを誤ると、関係が一気に冷めてしまうことが…。

倦怠期にやってはいけないことを理解しておくことは、ふたりの関係を守るための大切なポイントです。

無理にデートに誘う

距離を感じて不安になると、「とにかく会えば元に戻れるかも」と考え、頻繁にデートに誘いたくなるかもしれません。しかし、気持ちがすれ違ったまま無理に会おうとすると、会っている時間がかえって気まずく感じられたり、ぎこちない空気が漂ったりすることもあります。

「会えばなんとかなる」と勢いで動くのではなく、お互いの気持ちや状況に配慮しながら、心がついていけるペースで距離を縮めていく姿勢が大切です。

別れを匂わせることをいう

「もう別れたほうがいいのかな」「このままなら意味ないよね」といった言葉を、相手の反応を試すような気持ちで口にしてしまうのはとても危険です。冗談のつもりでも、相手にとっては強い不安や傷として残ることがあります。

倦怠期に不安を抱くのは自然なことですが、感情のままに別れを匂わせる発言を重ねると、「この人は本気で向き合う気がないのかも」と受け取られ、信頼を失ってしまう原因になりかねません。伝えたいことがあるときほど、言葉選びは慎重に行いましょう。

ずっと放置する

気まずさや面倒くささから、違和感を抱えたまま関係を放置してしまうのも、倦怠期にやってはいけないことのひとつです。連絡を減らし、話し合いも避け続けていると、距離は自然に縮まるどころか、どんどん広がってしまいます。

短いメッセージを送る、話せるタイミングをつくるなど、小さなアクションから関係のメンテナンスを始めることが大切です。

ほかのカップルと比較する

「〇〇たちはいつも仲良さそうなのに」「SNSを見るとみんなラブラブなのに」と、他のカップルと自分たちを比べてしまうことも、倦怠期には避けたい行動です。比較された側はプレッシャーや劣等感を抱きやすく、「自分はダメな恋人なんだ」と自己否定につながることもあります。

恋人同士のペースや関係性はカップルごとに違うものです。理想のカップル像に合わせるのではなく、今のふたりにとって心地よい距離感やリズムを探ることが、倦怠期を乗り越えるカギになります。

相手を責める

「最近冷たいよね」「前みたいにしてくれない」と、倦怠期のモヤモヤを相手のせいにして責めてしまうのも逆効果です。誰でも責められると身構えてしまい、素直な気持ちを話しにくくなります。

大切なのは、「あなたが悪い」というスタンスではなく、「自分はこう感じている」と自分視点で伝えること。「前より話す時間が減って寂しい」「もっとこうしていけたらうれしいな」といったように、責める言葉ではなく共有する言葉を選ぶことで、一緒に解決策を探りやすくなります。

試し行動をとる

相手の気持ちを確かめたくて、わざと返信を遅らせたり、ほかの異性の話題を持ち出したりする“試し行動”は、信頼を損なうだけ。遠回しな確認は、誤解や不安を生む原因になります。不安な気持ちこそ、正直に伝えたほうが心の距離は縮まるもの。誠実な対話こそが、信頼関係を築く最短ルートです。

しつこく連絡する

返事がこないと不安になり、立て続けにメッセージを送ってしまうこともあるかもしれません。しかし、何度も連絡を入れ続ける行動は、相手にとってはプレッシャーや窮屈さにつながり、かえって距離を置きたくなる理由になってしまうことがあります。

相手の状況やペースを尊重し、返信を待つ余裕を持つことも愛情のひとつです。安心感は連絡の量ではなく、日ごろの信頼や、お互いが「大事にされている」と感じられるかどうかで育っていきます。

倦怠期を乗り越える方法

  • 倦怠期を乗り越える方法

    倦怠期を乗り越える方法を紹介します

倦怠期は、ふたりの関係を見直すチャンスでもあります。これまでの当たり前を一度手放し、お互いにとって心地よい関係性をあらためて築き直すことで、出会った頃とはまた違う安心感や信頼感が生まれることも少なくありません。

ここからは、倦怠期を前向きに乗り越えるための具体的な方法を紹介します。

本音で話し合う

倦怠期を乗り越えるためには、表面的なやりとりをやめ、本音で語り合う時間が必要です。お互いに不満や不安を抱えていても、それを伝え合わなければ誤解は深まるばかり。相手を傷つけずに気持ちを伝える工夫をしながら、安心して本音を語り合える関係づくりを目指していくことが重要です。

少し距離を置く

近すぎる距離が息苦しさやストレスにつながっているなら、思い切って距離をおいてみるのもひとつの方法です。ひとりの時間を過ごすことで、自分の気持ちを整理したり、相手の存在のありがたさを再確認できたりする場合も。冷却期間は決して後ろ向きなものではなく、関係を見つめ直すきっかけになります。

愛情や感謝を言葉で伝える

「いつもありがとう」「今日もおつかれさま」「一緒にいられてうれしい」といった一言は、どれも特別なことではありませんが、ふたりの関係に温度を取り戻してくれます。照れくささから省いてしまうのではなく、短い言葉でもいいので、日常のなかに少しずつ「伝える習慣」を増やしてみましょう。

新しい共有の趣味を探す

マンネリ感が強くなっているときは、ふたりで一緒に楽しめる新しい趣味や体験を取り入れてみるのも効果的です。行ったことのない場所に出かけてみる、簡単な料理を一緒につくってみる、ドラマや映画を共有して感想を話し合うなど、特別なものでなくてもかまいません。共通の体験や楽しみが増えると、自然と会話も増え、相手といる時間に新鮮さが戻ってきます。無理のない範囲で続けられるものを選ぶことがポイントです。

自分磨きを怠らない

倦怠期になると、つい相手の態度ばかり気になり、自分のことを後回しにしてしまいがちです。だからこそ、自分自身を大切にする時間も意識して持ちましょう。外見を整えることはもちろん、趣味や仕事、学びなど、自分が夢中になれることに取り組むのも立派な自分磨きです。

自分の世界を充実させることで心に余裕が生まれ、その余裕が相手にも伝わります。いきいきとした姿は、あらためて相手の関心を引きつけるきっかけにもなるでしょう。

適度な距離を保ちながらマンネリの解消を目指そう!

  • 適度な距離を保ちながらマンネリの解消を目指そう!

    お互いの関係を見つめ直すいい機会だと思おう

倦怠期は、誰にでも訪れうる自然なステップです。ただ、放置してしまうと、気づかないうちに心の溝が深くなっていくこともあります。倦怠期にやってはいけないことを避けつつ、適度な距離を保ちながらお互いを見つめ直すことで、ふたりの関係はもう一段階成熟したものへと変わっていきます。

新しい刺激や小さな工夫を取り入れながら、焦らず丁寧に向き合っていけば、「あのとき倦怠期があったからこそ、いまの私たちがある」と感じられる日がきっと来るはずです。