ビジネスパーソンが"今読むべき本"を厳選し、要約してそのエッセンスを伝える「flier(フライヤー)」。最新のトレンドを学んだり、読みたい本を見つけたりするためのツールとして、累計128万人のユーザーに活用されています。
この記事では、flierを利用する意識の高いビジネスパーソンの中でも特に、20代~30のユーザーが今、リアルに読んでいる本とその傾向を紹介します。同世代のビジネスパーソンは今、どんな本を読んでいるのでしょうか? なぜその本が選ばれたのでしょうか? 気になった本があれば、ぜひチェックしてみてくださいね!
疲れを溜めない・持ちこさないコツがわかる本
12月の1位は『疲労学』(片野秀樹、東洋経済新報社)でした。
「今週は仕事が忙しくてバタバタだったから、週末はしっかり体を休めよう」とごろごろ寝て過ごしたのに、「月曜の朝になっても疲れが取れていない」ということ、ありませんか?
人間のエネルギーを「スマホのバッテリー」にたとえると、活動することでバッテリーが減って疲れを感じ、そして休んで(充電して)バッテリーも回復する――というサイクルを繰り返しています。ところが疲労が溜まってくると、フル充電をしても100%には回復せず、低い充電率のまま活動をして、さらに疲労が蓄積していく……という悪循環に陥ってしまいます。
本書では、疲れを抑える=抑疲労という観点から、疲労を溜めないための行動・思考・食事法をご紹介。新年を迎えるいま、前年の疲労を持ちこさないで元気に始めるためにも、ぜひ読んでほしい一冊です。
三宅香帆さん流、「面白い話」をするための読書術
2位には、2025年に大ブレイクした文芸評論家・三宅香帆さんの『「話が面白い人」は何をどう読んでいるのか』(新潮社)がランクインしました。
三宅さんが本書を書いたきっかけは、ある講座で参加者から「どうしたら話が面白い人になれるのか」という質問だそうです。そこで三宅さんが考えついたのが、本や漫画やドラマや映画を「鑑賞」し、その作品を「話すネタ」にまで昇華させること。会話の中でいきなりパッと面白いことを言うのは、なかなか難易度が高い。ならば先に準備をしておいて、「スタンバイ状態」にしておけばいいのです。
本書ではその方法を明かすとともに、「応用実践編」として、その方法を使って三宅さんが『となりのトトロ』『成瀬は天下を取りに行く』『ダンジョン飯』など、様々な作品を"解釈"していきます。
三宅さん自身も「話が面白い人」であり、独自の作品解釈はいつもワクワクさせてくれます。本書から三宅さんの技法をハックしてみてはいかがでしょうか?
今年こそ「上手に頼ることができる人」になろう!
3位は『頼るのがうまい人がやっていること』(有川真由美、秀和システム新社)でした。
人に頼ることを苦手と感じている人は、意外と多いものです。仕事を誰かにお願いしたいと思っても「あの人も忙しそうだし、迷惑だろうな」「断られるのが怖い」「ダメなヤツだと思われそう」とためらってしまうこと、ありますよね。
ですが本書によると、人はそもそも「頼られるのがうれしい生き物」。自分は信頼されている、必要とされている、と自己肯定感が上がるのだそうです。逆の立場で考えてみると、思い当たるふしはありませんか?
本書では頼り下手さんに向けて、人を頼るための考え方や行動のコツを教えてくれる一冊。まず、人に何かを頼むときの基本ステップは、(1)相手の状況を見てから頼む、(2)頼みたい理由をセットにする、(3)どんなに助かったかを伝える、の3つ。あなたはできていますか?
人に上手に頼ることができれば、相手とよりポジティブな関係がつくれるかもしれません。2026年こそ、「上手に頼ることができる人」になりませんか?
話題の書から、ビジネスと人生のヒントを得よう
今月のランキングでは、話題の本に加え、自身の課題を解決しようとするマイナビ世代の姿が見えた結果となりました。本の要約サービスflierには、他にも、ビジネススキルを磨きたいときや自分とじっくり向き合いたいときに役立つ書籍が多くそろっています。 12月のランキングでは、『記憶脳』(樺沢紫苑、サンマーク出版)、『リーダーの否定しない習慣』(林健太郎、フォレスト出版)、『Z家族』(博報堂生活総合研究所、光文社)、『リーダーの「任せ方」の順番』(伊庭正康、明日香出版社)などがベスト10にランクインしました。
来月はどのような本が注目を集めるのか、楽しみにしていただければ幸いです。


