
湘南モノレール「富士見町駅」から徒歩13分。子供たちの声がにぎやかな住宅街に、神明神社は鎮座しています。
今回はこちら神明神社の歴史や見どころ、御祭神などを紹介。地元民のおすすめスポットです。
神明神社の歴史
『鎌倉市史』によると、神明神社の創建は戦国時代の1570~1573年(元亀年間)ごろ。当時疫病が流行したため、伊勢の神宮より天照大神を勧請したと伝わります。
当初の社殿は江戸時代前期の1648年(慶安元年)に発生した大地震で炎上し、1654年(承応3年)に再建。そして幕末の1854年(安政元年)に改修されました。
明治時代に入ると村社に指定され、大正時代には近隣の淡島神社・諏訪神社・第六尊天社を合祀しています。ほか時期不詳ながら、境内に三峰神社と稲荷神社を合祀。現代に至るまで地元の人々から崇敬されてきました。
神明神社の見どころ
まず、目につくのが立派な石垣。まるで城塞のようなたたずまいに圧倒されてしまう方も少なくありません。もしここが「かつて城跡だった」などと言われたら、つい信じてしまうかも……。
きれいに整備された石段を上ると、370年以上の歴史を誇る社殿が出迎えてくれます。左三つ巴の御神紋があしらわれた銅葺き屋根や、神明神社の使いである鶏の彫刻(どこにあるか、探してみてください)など、じっくり観察すると面白い発見があるでしょう。
また、手水舎に水を吐き出す龍の彫刻も個性的な造形をしているので、他神社との違いを比べてみてくださいね。
神明神社の御祭神
こちらの神明神社では、永い歴史の中で多くの神様が合祀されてきたので、どんな神様がいらっしゃるのか予習しておきましょう。※神様の名前や漢字表記は史料によって諸説あります。
主祭神
天照大神(あまてらすおおみかみ)
日本神話における最高神。太陽を司る女神で、皇室の祖先神としても知られています。日本人にとって最もゆかりの深い神様と言えるでしょう。
蛭子之命(ひるこのみこと)
生まれてすぐに海へ流されてしまった可哀想な神様。それでも死なずに各地で伝説を残したことから海上安全や漁業、商売の神様として信仰されています。七福神の一人・恵比寿様と同一視されることも。
須佐之男命(すさのおのみこと)
天照大神の弟で、乱暴が過ぎて天界から地上へ追放されてしまいました。その後は改心して人々を救い、災難除け・五穀豊穣・家内安全、病気平癒・商売繁盛など様々な御神徳で信仰されています。
市杵比売命(いちきひめのみこと)
絶世の美女と伝わることから、美容の神として信仰されてきました。他にも商売繁盛・芸能上達・五穀豊穣・海上安全など、父に劣らず多彩な御神徳が特徴です。七福神の一人・弁財天様と同一視されることも。
写真左奥から三峰神社・淡島神社など・稲荷神社。最右の石祠は詳細不明です。
三峰神社
伊邪那岐命(いざなぎのみこと)夫
伊邪那美命(いざなみのみこと)妻
日本の国土と森羅万象を産み出した夫婦の神。後に離縁してしまいますが、伊邪那岐命は天照大神・月読命(つくよみのみこと)・須佐之男命の三貴神を産み出しました。
子孫繁栄や健康長寿のご利益だけでなく、縁結びと縁切りなど、相反するご利益も兼ね備えるとされています。
淡島神社・諏訪神社・第六天尊神社
淡島之命(あわしまのみこと)
淡島神社の御祭神。蛭子之命と同じく、生まれてすぐに海へ流されてしまった、気の毒な神様です。
婦人病平癒や子宝安産、裁縫の上達など、女性のお悩み解決にご利益がある神様として信仰されてきました。
建御名方神(たけみなかたのかみ)夫
八坂刀売神(やさかとめのかみ)妻
諏訪神社に祀られる夫婦の神です。建御名方神は水や風を司る龍神としての性質も持っており、狩猟や農耕、軍神として信仰されてきました。
八坂刀売神は諏訪地方の伝承にのみ登場し、国造りや温泉などの神として信仰されています。
淤母陀琉神(おもだるのかみ)夫
阿夜訶志古泥神(あやかしこねのかみ)妻
第六天尊神社の御祭神。元は仏教の第六天魔王(だいろくてんまおう)が祀られていましたが、明治時代の神仏分離によって神道の神様に置き換えられました。
夫婦は共に美と調和を司っていることから、美容や健康、人間関係や諸願成就などのご利益があると言われます。
稲荷神社
宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)
いわゆるお稲荷様。食べ物を司る神様で、五穀豊穣・商売繁盛・家内安全・学業成就など、何でも幅広く信仰を集めてきました。
お稲荷様と一緒に祀られていることの多いキツネは、稲や米を食べてしまうネズミの天敵であるため、神の使いとして親しまれています。
まとめ
今回は、鎌倉市台の神明神社を紹介してきました。
神社のすぐ近くにさくら青少年広場(徒歩1分)、坂を上ったところには山崎小学校(徒歩2分)があるので、日中は子供たちのはしゃぐ声がにぎやかです。
最近は「子供の遊ぶ声がうるさい」という意見もあるようですが、子供は次世代を担う国の希望ですから、なるべく広い心で見守りたいと思います。きっと神様がたも、そんな思いで子供たちを見守っているのではないでしょうか。
彼らがいつも仲良く、幸せに成長できるよう、神様にお願いしてまいりました。
台 神明神社
参拝時間
24時間(ただし管理元神社は9:00~17:00)
※照明が十分でないため、夜間の参拝は危険です。
休務日
社務所はありますが、係員は常駐していません(連絡は管理元神社へ)
主な祭礼
1月1日 歳旦祭(さいたんさい)9月第2日曜日 例祭(れいさい)アクセス
所在地:神奈川県鎌倉市台4-20-16湘南モノレール「富士見町駅」から徒歩13分駐車場:なし(近くのコインパーキングか、公共交通機関のご利用がおすすめです)
連絡先
管理元神社:岩瀬 五所稲荷神社
電話/FAX:0467-47-4798(9:00~17:00)
メール:iwase5inari@mou.ne.jp
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