Visaは12月16日、ステーブルコイン・アドバイザリー・プラクティスの開始を発表した。

Visaコンサルティング&アナリティクス(VCA)が提供するこの新しいサービスは、カード会社、銀行、フィンテック企業、加盟店そしてあらゆる規模の企業に対して、市場への適合性、戦略、導入に関する実践的なインサイトと提案を提供する。

ステーブルコイン市場が拡大

ステーブルコインの時価総額は2,500億ドルを超え、Visaの決済処理量は加速し、11月末現在、年間ランレートで35億ドルに達している。企業は成長機会を切り開く手段として、同社の新しいステーブルコイン・アドバイザリー・プラクティスに注目している。

Pathward社社長のAnthony Sharett氏は次のように述べている。「Visaコンサルティング&アナリティクスは、Visaのスケール、専門知識、そして特化したコンサルタントを結集し、独自のサービスを提供しています。Pathwardは、この取り組みを最初に探求する銀行の一つとしてご招待いただいたことを光栄に思います。ステーブルコインは金融サービス業界に革新的なソリューションをもたらす可能性があり、Visaのチームは、企業がそれを検討する際に役立つ卓越した仕事、洞察、そして実行可能な提言を提供しました」

新たなステーブルコイン・アドバイザリー・プラクティスでは、ステーブルコインのインフラが広く普及し、安定性が増し、また新たな規制基準が登場する中、戦略と導入を支援するために設計された一連のサービスを提供する。

Visaコンサルティング&アナリティクスのアジア太平洋地域責任者であるPrateek Sanghi氏は、「金融機関にはその信頼性と規模を活用できる特別な機会がありますが、それを活かすためには迅速かつ決断力をもって行動する必要があります。私たちはお客様と提携し、先を見据えた実践的な戦略を立てて実行していくことで、この変化を成長の原動力に転換する支援をしています」とコメントしている。

新プラクティスの内容

何千人ものコンサルタント、データサイエンティストおよび製品エキスパートからなるVCAのグローバルネットワークを活用して、この新しいプラクティスでは以下を提供する。

・新しいVisa Universityのコースを含む、ステーブルコインに関するトレーニングや市場動向プログラム
・ステーブルコイン戦略の策定と市場参入計画
・ユースケースの規模算定と市場投入計画
・ステーブルコイン統合のためのテクノロジー支援

ステーブルコイン決済におけるVisaの実績

これらのサービスは、ブロックチェーンとステーブルコイン技術を通じてグローバル決済の近代化を推進してきた同社の長年のリーダーシップの一環である。2023年、同社はUSDCを使用したステーブルコイン決済の試験導入を開始した主要な決済ネットワークの一社で、現在、40か国以上の国と地域で、130を超えるステーブルコインと連携したカード発行プログラムを提供している。さらにVisa Directの最新のパイロットプログラムでは、特定の法域において適格な企業がステーブルコインを使ってクロスボーダー決済の事前資金化を行い、個人のステーブルコインウォレットへの直接送金を可能にする。