メルカリは12月19日、「メルカリ」の購買データをもとに2025年のトレンドを分析したトレンド通信を発表した。

1年間で最も検索されたキーワードは?

2025年のメルカリで最も検索数の多いキーワードは、「ポケモン」を抑えて「ラブブ」が1位になった。香港出身のアーティスト、Kasing Lung(カシン・ロン)氏が2019年に生み出したラブブは、2024年にインフルエンサーの発信を機に人気が急上昇。2025年の新語・流行語大賞にもノミネートされるなど、その人気は日本にも波及し、メルカリでも数多く検索されるキーワードになった。

また、ラブブのほかに「ポケモン」「鬼滅の刃」「ちいかわ」「ONE PIECE」と、キャラクターや漫画に関連したキーワードがTOP10中5つを占め、多くの人が趣味の領域でメルカリを利用している様子が伺える結果となった。

  • 2025年「メルカリ」検索キーワードランキングTOP10(対象期間2025年1月1日~11月15日)

    2025年「メルカリ」検索キーワードランキングTOP10(対象期間2025年1月1日~11月15日)

価対策や「平成女児」関連キーワードがランクイン

固有名詞以外のキーワードとして、唯一「訳あり」が5位にランクインした。「メルカリShops」では、「りんご」「みかん」「きゅうり」など、主に農家直送の野菜や果物が数多く取引されていいる。昨今の物価高騰への対策として、生活のなかの欲しいモノを安価に手にいれる賢いお買い物方法としてメルカリを利用している様子がうかがえる。

  • 5位「訳あり」

    5位「訳あり」

10位には、「ボンボンドロップシール」がランクインした。立体感と透明感が特徴のこのシールは、SNS公式アカウントの総フォロワー数は21万人を超えている。2025年の新語・流行語にノミネートされた「平成女児」ブームを背景として、非常に人気の商品となっている。

  • 10位「ボンボンドロップシール」

    10位「ボンボンドロップシール」

取引数急上昇アイテム

2024年1月1日~12月31日の取引数と、2025年1月1日~11月15日の取引数を抽出し、取引の増加率が高いアイテムをランキング化した。

  • 2025年「メルカリ」取引数急上昇アイテムランキング

    2025年「メルカリ」取引数急上昇アイテムランキング

2024年と比べて、2025年に取引数が急上昇したアイテムは、1位・2位を「トレーディングカード」が占める結果となった。「名探偵コナン」や人気VTuberを擁する「ホロライブ」などの人気が、その取引の活況からうかがえる。

また、3位に「コサージュ」、8位に「ヘッドドレス」など、ウェディングの場面で活用するアイテムがランクインした。結婚式や披露宴を行わず、婚姻届の提出のみ、または家族でのささやかな食事会やフォトウェディングなど、最低限のセレモニーで済ませる結婚のスタイル「ナシ婚」が定着しつつあると言われるが、メルカリを活用して、これらのアイテムを低予算で調達・レンタル感覚で使用し、費用を抑えながらも必要なセレモニーを充実させる動きがあるのかもしれない。

その他、「学習テキスト」や「移動ポケット」などの子ども関連アイテムに加え、「洗濯ボール」や「パンツ」などの生活に関わるアイテムも増加傾向にある。これは、物価高対策としての賢い買い物にメルカリが利用され、日々の生活必需品や教育関連の出費を抑えるためのリユース市場としての役割が強まっていることを示している。

出品トレンドワードマップ2025

メルカリ内で商品を出品する際に使用されたワードのうち、今年特に使用された特徴的なワードを抽出し、利用頻度を大きさで表現した。対象期間は2025年1月1日~11月15日。

  • 出品トレンドワードマップ2025

    出品トレンドワードマップ2025

2025年もっともトレンドとなったワードは、検索キーワードランキングと同じく「ラブブ(LABUBU)」となり、続いて韓国の5人組ボーイズグループ「TOMORROW X TOGETHER」の日本3rdアルバム「Starkissed」となった。

韓国アイドルグループの関連ワードは、「BURSTDAY」「BOYNEXTDOOR」「RIIZE」「ZEROBASEONE」「Hollow」など、上位10ワードのうち60%を占め、韓国エンターテインメントの圧倒的な熱量が感じられる結果となった。2023年のトレンドワードマップでも"推し活"関連が席巻したが、その潮流は変わらず、2025年もK-POP市場の活況が浮き彫りとなった。

また、ポケモンカードにおける高レアリティカードを表す「SAR(スペシャルアートレアカード)」や、ポケモンのアーケードゲームである「ポケモンフレンダ」も上位の結果となり、首位となったラブブとともにIP関連の人気が分かる結果となった。

メルペイが行った「推し活と金銭感覚・消費行動」に関する調査によると、何らかの「推し」を持つ人は48.8%で、5人に1人以上(22.5%)が「推し/推し活=生活必需品」と回答するなど、"推し活"はもはや人々の生活基盤の一部となっている。今回のワードマップからは、そうした「生活必需品」としてのグッズなどを、メルカリを通じて活発に循環させている利用者の様子がうかがえる。