京都市交通局は、地下鉄烏丸線の新型車両として導入を進めてきた20系について、最後となる第9編成を2026年1月9日から運行開始すると発表した。これにより、老朽化した既存車両9編成を更新する計画が完了することになる。

  • (写真左から)烏丸線の10系と20系。10系の初期導入車両は9編成すべて引退した(2021年8月の報道公開にて撮影)

    (写真左から)烏丸線の10系と20系。10系の初期導入車両は9編成すべて引退した(2021年8月の報道公開にて撮影)

20系は烏丸線開業から40年以上使用してきた車両の更新を目的に、2021年度から段階的に導入してきた。京都の伝統産業を取り入れた内装デザインが特徴で、事業者名(京都市交通局)と車号を記載した標記銘板は京象嵌(きょうぞうがん)の技法を用い、伝統文様「幸菱(さいわいびし)」を基調としつつ、編成ごとに異なる意匠を採用している。第9編成では、幸菱の形状をそのまま生かし、高頻度かつ機敏に走行する地下鉄のイメージを表現したという。

貫通扉上部に設置する釘隠しは、「京の風物詩」をテーマに、蹴上インクラインの桜や鴨川の納涼床、東福寺の紅葉、三十三間堂の通し矢といった四季の情景をモチーフとした。車内2か所に設けた「おもいやりエリア」は、京人形と京都の金属工芸品を飾り付け、製作工程や技法を紹介する構成とする。

第9編成は1月9日の竹田駅17時1分発の列車から運行開始。運行ダイヤの詳細は、京都市交通局のサイト内「新型車両 特設情報館」で12月下旬に知らせるとしている。