エンは、2025年12月7日に「ビジネスマナー」に関する意識調査レポートの結果を発表した。同調査は、同社が運営する総合転職サイト「エン転職」上でユーザー1,435人を対象に2025年9月1日~30日の期間、インターネットによるアンケート形式で実施したもの。
ビジネスマナーが「必要だと思う」は98%、その理由は?
「ビジネスマナーとは、企業で働く上で必要とされる仕事上の礼儀作法全般を指します。仕事を円滑に進める上でビジネスマナーが必要だと思いますか?」と問うと、98%が「必要」(「必要」74%、「どちらかと言えば必要」24%)と回答した。
年齢別に見ても大きな差は見られなかった。
上記の質問で「必要」「どちらかと言えば必要」と回答した人にその理由を問うと、1位は「相手に敬意を示し、信頼関係を築くため」(77%)、次いで「円滑なコミュニケーションを図るため」(68%)という結果に。
同じく上記の質問で「必要」「どちらかと言えば必要」と回答した人にビジネスマナーの中で「重要」だと思うものについて尋ねると、トップ3は「挨拶」(85%)、「言葉遣い(敬語)」(82%)、「報告・連絡・相談」(76%)という結果になった。
「挨拶」と回答した人からは、「挨拶は知識や経験が不要で、やろうという気持ちだけでできるものだから」(20代女性)、「その人の印象は初対面の挨拶でほとんど決まると思う」(40代男性)などの意見が挙げられた。
「言葉遣い(敬語)」と回答した人からは、「周囲で言葉遣いの誤りを指摘された人がいて、正しい言葉遣いの重要性を実感した」(30代男性)、「報告・連絡・相談」と回答した人からは、「仕事は1人で判断したら失敗するから」(20代女性)などの意見が挙げられた。
ビジネスマナーが「必要ではない」、その理由は?
反対に、仕事を円滑に進める上でビジネスマナーが「あまり必要ではない」「必要ではない」と回答した人に対しその理由を問うと、1位は「形式的なルールが多いと感じるため」(50%)、次いで「マナーを守ることがストレスになる場合があるため」(46%)、「マナーを重視することで逆にコミュニケーションが取りづらくなるため」(43%)という回答が挙げられた。
続けて、ビジネスマナーの中で特に「不要」だと思うものについて問うと、最多は「上座・下座(会議室・エレベーター・タクシーなど)」(56%)、次いで「TeamsやSlackなど社内チャットツールの使い方(スタンプ・絵文字・返信のルールなど)」(46%)という結果に。
「不要」だと思う理由や具体的なエピソードを聞くと、「社外には必要だが、社内ではよけいな軋轢を生みかねないと思う」(30代男性)や「相手への敬意を示すことより形式的に行なうことのほうが重視されてしまい、ビジネスマナー自体が形骸化していると思う」(40代女性)などの意見が上がった。
ビジネスマナーについて、社内外の人から指摘を受けた経験について問うと、年代による差はほとんどなく5人に1人(22%)が「ある」と回答。
気になるビジネスマナーは?
上記の質問に対して「指摘を受けたことがある」と回答した人に対して、指摘を受けたビジネスマナーについて聞くと、「言葉遣い(敬語)」(42%)が最多という結果に。
年齢別に見ると、「言葉遣い(敬語)」は年代が若いほど多く(20代:52%、30代:45%、40代以上:39%)、「服装・身だしなみ」は年代が高い人ほど多い(20代:17%、30代:24%、40代:28%)ことが分かった。
「指摘を受けたことがある」と回答した人に対し、具体的なエピソードを問うと、「言葉遣い(敬語)」と回答した人の中には、「方言が抜けず標準語に直すよう指導を受けた」(30代女性)という経験や、「別部署の方と電話をしていた際、私の受け答えが軽く感じられたようで『私はあなたの友だちではない』と指摘を受けた」(50代女性)という経験が上がった。
また、周囲の行動のうちビジネスマナーとして気になるものを問うと、最多は「深夜や早朝などにメールやチャットを送る」(55%)という結果に。次いで「社外の人に対して、上司や先輩を呼び捨てにせず"さん付け"で呼ぶ」(45%)、「メールやチャットツールでフランクな表現を使用する(!、…、笑 など)」(41%)が多かった。
普段ビジネスマナーとして気を付けている行動について尋ねると、「社外の人に対して、上司や先輩を呼び捨てにする(「さん付け」で呼ばない)」(59%)が最も多かった。
年齢別に見ると20代のみ「深夜や早朝などにメールやチャットを送らない」(65%)が最多となった。年代別で最も乖離が大きかったのは「打合せや会食時に上座下座の位置を守る」(20代:27%、40代以上:47%)で、20ポイントの乖離があった。









