自然食研は11月26日、「忘年会シーズンにおける飲酒失敗エピソード」に関する調査の結果を発表した。調査は2025年11月7日~11月9日、週1回以上飲酒する20~60代の男女525人および内科医517人を対象に、インターネットで行われた。
約6割が忘年会シーズンの飲酒による失敗経験
忘年会シーズンの飲酒による「失敗経験」について、週1回以上飲酒する20~60代の男女に質問した。
忘年会シーズンの飲酒によって失敗経験がある人は約6割いることがわかった。飲酒を日常的に楽しむ人の中でも、忘年会のような特別な場では気が緩みやすく、つい飲みすぎてしまう傾向があると考えられる。
「忘年会シーズンに、飲酒によってどのような失敗をしたか」について尋ねたところ、「記憶がなくなった(54.9%)」が最多で、「終電を逃した/終電で寝過ごした(42.9%)」「体調を崩した(29.8%)」となった。記憶がなくなったり、終電を逃したりと、いずれも飲酒量のコントロールを怠ったことから生じる失敗が多いようだ。
特に、「記憶がなくなる」ほどの飲酒は、自身の体調だけでなく安全面にも影響を及ぼす可能性があるが、その結果としてどのような"困りごと"が生じたのだろうか。
「その失敗で困ったこと」について尋ねたところ、「翌日の体調不良(二日酔い・頭痛・吐き気など)(62.0%)」が最多になり、「無駄な出費が発生した(33.1%)」「家族・パートナーに迷惑をかけた(19.9%)」となった。体調不良だけでなく、経済的・人間関係への影響も見られ、飲酒の失敗が生活全体に及ぶリスクを示している。飲酒の際は、適量を守る意識と、体調・周囲への配慮を忘れないことが重要といえる。
飲酒失敗の対策「水分補給」「ウコン摂取」などが上位に
「飲酒による失敗を防ぐために何か対策をしているか」について尋ねたところ、「こまめに水分補給をする(37.5%)」が最も多く、「ウコンなどのサプリメントを事前に摂る(29.9%)」「食事をしてから飲む(22.3%)」となった。
飲酒による失敗防止のための行動としては、「水分補給」「サプリメントの活用」「食事をしてからの飲酒」など、体調管理や飲酒量のコントロールを意識した回答が上位に並んだ。
飲酒トラブルの防止に向けて、さまざまな対策をしている人が多いことがわかったが、実際に「飲みすぎてしまった翌日」には、どのような行動をとっているのだろうか。
「これまでに飲みすぎたと感じた飲み会の翌日に行ったこと」について尋ねたところ、「経口補水液やスポーツドリンクを飲んだ(32.6%)」「1日中寝ていた(30.7%)」「味噌汁やスープなど温かい食事を摂る(29.0%)」が上位になった。
医師が警鐘を鳴らすNG飲酒行動
医療の専門家は忘年会シーズンの飲酒による健康トラブルをどのように見ているのか。ここからは内科医に質問した。
「忘年会シーズンは飲酒関連の健康トラブルが増えると思うか」と尋ねたところ、「とてもそう思う(51.3%)」「ややそう思う(45.4%)」で、合わせて9割以上が健康トラブル増加を懸念していた。忘年会シーズンは飲酒の機会が集中するだけでなく、冷えや疲労が重なり体調を崩しやすいため、医師の間でもリスクの高まりを実感していることがうかがえる。
実際、忘年会シーズンにどのような健康トラブルが増加するのだろうか。
前の質問で、「とてもそう思う」「ややそう思う」と回答した人に「忘年会シーズンに増加する飲酒関連の健康トラブル」について尋ねたところ、「急性アルコール中毒(58.6%)」「二日酔い(48.4%)」「脱水症状(43.6%)」が上位を占めた。重症化のリスクがある症例から軽度の不調まで幅広く挙げられ、飲酒量の増加が多方面に影響を及ぼしていることがわかる。
この結果から、忘年会シーズンの飲酒は単なる"飲みすぎ"にとどまらず、身体機能や生活習慣に負担をかける可能性が高いと考えられる。
そのような中、医師はどのような飲酒行動が特に危険と考えているのだろうか。
医師として「やってはいけないNG飲酒行動」と考えるものについて尋ねたところ、「イッキ飲み(47.8%)」が最も多く、「空腹時の飲酒(46.6%)」「服薬後の飲酒(39.7%)」となった。いずれも身体への負担が大きい行為であり、飲酒に慣れた方ほどリスクを軽視しやすい点が指摘されている。特に、若年層や社交的な場では、これらの行為が"盛り上がり"として容認される傾向もあり、啓発の必要性が高いといえる。
肝臓を守るために心がけるべきこと
医師が警告する飲酒時の行動を避けた上で、肝臓を守るために心がけるべきことは何なのか。引き続き、内科医に聞いた。
「肝臓の健康維持のために、飲酒時や飲酒後にするとよいと思うこと」について尋ねたところ、「水分をこまめに摂取する(50.7%)」が最も多く、「飲酒量をコントロールする(47.6%)」「しじみやウコンなどを摂取する(38.1%)」となった。





