アシックスジャパンは、12月5日より順次発売するランニングシューズコレクション「EKIDEN Pack」の発表を11月5日に行った。発表会では早稲田大学の工藤慎作選手をはじめとした4名の選手がトークセッションを行い、シューズの履き心地や駅伝にかける思いを語った。
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アシックスがランニングシューズコレクション「EKIDEN Pack」発表会を開催。(左から)中央学院大学の近田陽路選手、帝京大学の柴戸遼太選手、早稲田大学の工藤慎作選手、山梨学院大学のブライアン・キピエゴン選手
「速く走ること」を追求、C-PROJECTが目指してきたシューズづくり
「EKIDEN Pack」は、アシックスのC-PROJECTから生まれたシューズコレクションだ。
C-PROJECTは「速く走ること」を追求するために結成されたチームであり、創業者の鬼塚喜八郎氏の言葉である「まず頂上を攻めよ」の「頂上(CHOJO)」から名付けられた。会長直轄の組織であり、IP部門、スポーツマーケティング、開発、デザイン、研究部門が横串となって活動している。
トップアスリートともに活動していることが大きな特長であり、短距離からマラソンまで、最高のパフォーマンスを出すためのものづくりを行っている。また「CHOJO CAMP」などを通じてアスリートのサポートも提供している。
アシックス スポーツ工学研究所長 兼C-PROJECT部長を務める竹村周平氏は、走る速度は「ストライド(一歩の長さ)」と「ピッチ(時間あたりの歩数)」の掛け算で成り立っていると解説。
ストライド型、ピッチ型、それぞれの走り方に合わせて「METASPEED」シリーズの2つのモデル「METASPEED SKY」「METASPEED EDGE」を開発したことを語るとともに、2021年から2024年にかけて、大会に向けて進化させてきたことを説明。5月に開催された「東京2025 世界陸上」に向けて開発された3つのモデル「METASPEED EDGE TOKYO」「METASPEED SKY TOKYO」「METASPEED RAY」を紹介する。
2026年のメッセージは「あの日々を、強さに変えていけ。」
アシックスは、駅伝という挑戦の舞台に寄り添い続けており、選手たちの姿と企業姿勢を重ねたメッセージを毎年発信している。
2022年:「負けっぱなしで、終われるか。」
2023年:「こんなもんじゃない。」
2024年:「脚をとめるな。」
2025年:「駆け抜けろ、可能性。」
こういった活動を通して、METASPEEDは着実に信頼を重ねていき、シェアも4年連続で伸張している。そして2026年のメッセージは「あの日々を、強さに変えていけ。」だ。
そんなアシックスが駅伝へのリスペクトを込めた、選手たちのためのランニングシューズコレクションが、12月5日より順次発売される「EKIDEN Pack」だ。最新モデル「MAGIC SPEED 5」含む全9品番が展開される。メーカー希望小売価格は、1万6,500円~3万3,000円。
竹村氏は「"さあ、走りだそう"とランナーの背中を押すグリーンカラーを基調とし、ランナーが自身の可能性を信じ、パフォーマンスを発揮できるよう、願いを込めています」とコンセプトについて語った。」
駅伝のいまを代表する4選手が登場
「EKIDEN Pack」の発表とともに、早稲田大学の工藤慎作選手、帝京大学の柴戸遼太選手、中央学院大学の近田陽路選手、山梨学院大学のブライアン・キピエゴン選手の4名が登場。
4名は「あの日々を強さに変えていけ」をテーマに、それぞれの競技人生における挫折や苦難を語り、それをどのように乗り越え、成長につなげてきたかを話した。そして今季の目標として、工藤選手は「5区区間新」、柴戸選手は「5強崩し」、近田選手は「箱根駅伝2区65分台」、キピエゴン選手は「2区のタイムを改善して表彰台に」を挙げた。
続くインタビューで、それぞれの選手にアシックスとの出会い、そしてシューズの履き心地やイメージについて伺ったので、最後にご紹介しよう
――初めてアシックスと出会ったのはいつごろですか?
工藤選手: 陸上を始める前の小学校時代です。校内マラソン大会に出場するために、初めてスポーツ系の靴を買おうと思ってアシックスを選びました。
柴戸選手: 中学1年生のときに先輩おすすめされて、アシックスのレース用のシューズを初めて履きました。
近田選手: 正確には覚えていませんが、かなり前からです。最初はジョギングシューズで「思ったより疲れずスピードも出る」と感じ、その後、練習用のシューズも使い始めました。
キピエゴン選手: 初めて履いたのは来日したときなので、昨年です。その時ハーフマラソンを走ってパフォーマンスが良かったので、それからアシックスのシューズを履いています。
――アシックスというブランドにどのようのイメージをもっていますか?
工藤選手: 最近はとくにランニングに力を入れていると感じています。新製品の開発スピードがすごく、ランニングに真摯に向き合って成長させているイメージがあります。
柴戸選手: 日本の企業なので、やっぱり一番日本人に合った靴があるのかなと思ってます。
近田選手: 選手の意見をフィードバックして製品に反映してくれるイメージがあります。例えば、最初に履いたときにかかと周りが硬いと感じて提案したら、それを改善してくれました。
キピエゴン選手: ケニアにいるときからアシックスは知っていましたし、ブランドとしても有名です。しかし当時はアシックスのシューズを輸入するのはすごく難しく、別のメーカーの製品を使っていました。
――アシックスのシューズやブランドの魅力はどんな点にあると思いますか?
工藤選手: 日本人の足や走り方に合わせた設計がされており、本当に日本人に合っているところだと思います。日本のメーカーとして、日本人に寄り添っているような印象を受けます。また、いい意味で無難というか、初めて履いてもハズレが少ないと思っています。
柴戸選手: METASPEEDを履いていて、"SKY"と"EDGE"を用途ごとに履き分けられるのが一番糸ころだと思っています。Parisのときは“EDGE”を履いていて、TOKYOになってから“SKY”に変えました。"SKY"のほうがスピードに乗りやすい感覚があります。
近田選手: 一番の魅力は選手のことを第一に考えている点だと思います。そのおかげで個人としてもチームとしても練習環境が整いやすく、トレーニングがしやすいです。選手との距離感みたいなものが一番大事なのではないかと思いますね。
キピエゴン選手: テクノロジーが非常に優れていると思います。フルレングスカーボンプレートのシューズも増えていますし、なによりもこの軽さが魅力です。非常に安定して走れると感じます。














