建築市場は11月6日、「注文住宅購入者の後悔に関する実態調査」の結果を発表した。調査は9月29日〜10月2日、過去3年以内に注文住宅を購入した308名を対象にインターネットで行われた。
今回建てた注文住宅にどの程度満足しているのかを聞いたところ、「非常に満足している」が56.5%、「やや満足している」が41.9%という結果に。注文住宅を建てて良かったと思うことを聞くと、「収納を『ここに欲しい』という場所に作れて片づけやすくなった」(48.7%)、「ペットや趣味(楽器・アウトドア用品など)専用の空間を用意できた」(43.2%)、「子ども部屋を後から仕切れるようにするなど、成長に合わせて使える設計にできた」(39.6%)が上位にあがった。
一方、注文住宅を購入してから現在まで、何らかの後悔やこうしておけばよかったと思うことが「ある」という人は76.3%。特に、「見積の内訳が不透明で価格の妥当性を判断できなかったこと」(50.2%)、「こだわりやちょっとした違和感を反映できなかった」(42.1%)、「当初予算を大幅にオーバーしてしまったこと」(34.0%)という声が多くあがった。
そこで、もっと透明化してほしかった情報について教えてもらったところ、「工事中に発生する追加費用の見通し」(47.1%)が最も多く、次いで「建築士・設計士からの提案根拠(なぜこの設計か)」(43.5%)、「職人や施工業者の技術レベルや実績」(35.4%)と続いた。
次に、もし予算に余裕があったとしたら、注文住宅の建築で「本当はやりたかったのに諦めたこと」はあったかと尋ねたところ、約95%の人に何かしら「諦めたことがある」ことが明らかに。最多は、「高性能な全館空調などの設備」で44.5%。次いで「耐震性などの住宅の性能」(43.5%)、「デザイン性の高い外観」(38.0%)と続いた。
最後に、「建築士や職人と直接対話できる機会がもっとあれば、後悔や不安は減ったと思いますか?」と質問したところ、「非常にそう思う」が33.6%、「ややそう思う」が59.1%となった。


