
NPBの世界では、ドラフト会議によって毎年多くのプロ野球選手が誕生する。その一方、戦力外通告などで退団する選手も同じように存在する。チームによっては“血の入れ替え”が断行され、多くの選手が非情宣告を受けることになる。ここでは、2025年オフに北海道日本ハムファイターズを構想外となった選手を紹介する。
根本悠楓
・投打:左投左打
・身長/体重:173cm/80kg
・生年月日:2003年3月31日
・経歴:苫小牧中央高
・ドラフト:2020年ドラフト5位(日本ハム)
2023年には第2回アジアチャンピオンシップの日本代表に選出されるなど、大きな期待が寄せられていた根本悠楓。しかしその後は伸び悩み、今季は左肘手術を受けた影響を受け、育成契約が打診されている。
苫小牧中央高から2020年ドラフト5位で北海道日本ハムファイターズに入団した根本。高卒2年目の2022年に一軍デビューを果たした。
同年は13試合登板(11先発)で3勝3敗1ホールド、防御率2.52を記録。ブレイクの足掛かりを掴んだ。
しかし、昨季は2試合の一軍登板に終わり、防御率14.54と振るわず。高卒5年目の今季は開幕からファーム調整が続き、一軍登板なし。
二軍ではリリーフ起用となり、19試合の登板で防御率2.29を記録したが、8月末に左肘のクリーニング手術を実施した。
ドラフト会議後の10月28日に戦力外通告とともに、育成再契約が打診された。再び支配下に這い上がれるか、来季は再起を目指すシーズンとなりそうだ。
宮内春輝
・投打:右投右打
・身長/体重:176cm/79kg
・生年月日:1996年5月25日
・経歴:多古高 - 明星大 - 日本製紙石巻
・ドラフト:2022年ドラフト6位(日本ハム)
2年連続でシーズン途中に支配下登録を勝ち取るも、3年続けて戦力外となった宮内春輝。またも育成再契約が打診されている。
日本製紙石巻入社4年目を迎えた2022年ドラフト会議で、北海道日本ハムファイターズから6位指名を受けてプロ入り。ルーキーイヤーは一軍で15試合に登板したが、1勝1ホールド、防御率6.48と振るわず。
さらに、同秋に左膝前十字靱帯断裂の大けがを負い、プロ1年目のオフに育成契約となった。
昨季は7月に支配下復帰したが、一軍登板がないままシーズンが終了。同年オフには再び戦力外通告を受け、育成契約となった。
プロ3年目の今季も、シーズン途中に支配下登録。二軍では33試合の登板で1勝2敗4セーブ、防御率3.34、奪三振率11.06を記録したが、2年連続で一軍未登板に終わった。
そして今オフ、またしても戦力外が言い渡され、育成再契約が打診されている。来季は支配下への定着を目指すことになりそうだ。
福田俊
[caption id="attachment_235804" align="aligncenter" width="530"] 北海道日本ハムファイターズの福田俊(写真:産経新聞社)[/caption]
・投打:左投左打
・身長/体重:171cm/73kg
・生年月日:1996年12月14日
・経歴:横浜創学館高 - 星槎道都大
・ドラフト:2018年ドラフト7位(日本ハム)
2023年には29試合連続無失点を記録するなど、貴重な左のリリーフとして一軍戦力となっていた福田俊。プロ7年目の今季は、故障の影響で一軍登板がなく、オフに戦力外通告を受けた。
星槎道都大から2018年ドラフト7位で北海道日本ハムファイターズに入団。プロ2年目の2020年に一軍デビューを飾り、同年は30試合登板、2ホールド、防御率3.26を記録した。
さらに、2023年には開幕から29試合連続無失点をマークし、防御率0.00でシーズンを完走。
しかし、昨季は不調に陥り、一軍ではわずか2試合の登板にとどまった。同年は二軍でも22試合の登板で防御率4.09と目立つ成績を残せず。
今季は、春季キャンプ期間から原因不明の神経痛に苦しみ、長期離脱。6月下旬にファームで復帰したが、一軍登板がないままシーズンを終え、オフに戦力外通告が言い渡された。
二軍では17試合登板、防御率1.80、奪三振率10.20と優秀な数字を残しているだけに、他球団からのオファーに期待がかかる。
星野ひので
・投打:右投右打
・身長/体重:182cm/86kg
・生年月日:2005年4月18日
・経歴:前橋工
・ドラフト:2023年ドラフト5位(日本ハム)
高卒2年目にして、非情宣告を言い渡された星野ひので。ファームでは2年連続で打率1割台前半に沈み、プロの壁に苦しんだ。
前橋工では、1年夏から主軸を務めた星野。右肘の手術で試合に出場できない期間もあったが、高校通算16本塁打を記録。
ドラフト1位入団からわずか4年でチームを去ることになった風間球打。プロ入り後は故障に苦しんだ。
強打の外野手として注目を集め、2023年ドラフト5位で北海道日本ハムファイターズに入団した。
しかしルーキーイヤーの昨季は、二軍で32試合の出場にとどまり、打率.122、1本塁打、2打点とプロのレベルの高さを痛感。
高卒2年目の今季は、二軍で52試合に出場したが、打率.138、1本塁打、7打点、3盗塁と思うような結果を残せず。151打席で67三振を喫するなど、適応に苦しんだ。
守備面では外野の全ポジションをこなすなど、一定の成長を示していたが、高卒2年目の今オフに早くも戦力外通告。育成再契約が打診されている。
石川直也
・投打:右投右打
・身長/体重:192cm/93kg
・生年月日:1996年7月11日
・経歴:山形中央高
・ドラフト:2014年ドラフト4位(日本ハム)
一時は守護神を務めるなど、ブルペンを支える活躍を見せていた石川直也。だが、右肘手術以降は苦しいシーズンが続き、プロ11年目の今オフに戦力外通告が言い渡された。
2014年ドラフト4位で北海道日本ハムファイターズに入団すると、高卒3年目の2017年にリリーフとして台頭。翌2018年にはクローザーを任され、19セーブを挙げた。
さらに、2019年には自己最多の60試合に登板。3勝2敗5セーブ21ホールド、防御率3.31の好成績を収めた。
しかし、2020年8月に右肘内側側副靭帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を実施。2022年に一軍復帰したが、翌2023年は16試合の一軍登板で防御率5.87と思うような成績を残せなかった。
今季は二軍で29試合に登板したが、1勝3敗4セーブ、防御率5.08と低調な結果に。2年連続で一軍登板なしに終わり、来季の戦力構想から外れることになった。
現役続行を目指し、他球団からのオファーを待つ。
古川裕大
・投打:右投左打
・身長/体重:184cm/91kg
・生年月日:1998年6月19日
・経歴:久留米商 - 上武大
・ドラフト:2020年ドラフト3位(日本ハム)
強打の捕手として期待されるも、激しい一軍争いに割って入れず、苦しいシーズンを過ごしていた古川裕大。プロ5年目にして戦力構想から外れ、現役引退を決めた。
上武大では、3年時に大学日本代表に選出されるなど、強打の捕手として活躍。2020年ドラフト3位で北海道日本ハムファイターズに入団した。
ルーキーイヤーは一軍出場なしに終わったが、プロ2年目の2022年には36試合に出場。同年8月にはコディ・ポンセとのバッテリーで、ノーヒットノーランを達成した。
その後は本職の捕手に加え、内外野の複数ポジションに挑戦するも、一軍での出場機会が減少。昨季はわずか1試合の出場に終わった。
プロ5年目の今季は、開幕からファームが主戦場に。二軍では54試合に出場し、打率.270、13打点を記録したが、一軍出場がないままレギュラーシーズンを終えた。
今オフに戦力外通告を受け、現役引退の意向を示している。
【了】