西日本鉄道は、2026年4月(予定)の運賃改定実施に向け、9月17日に鉄道旅客運賃の上限変更認可申請を行ったと発表した。今後の計画も公表しており、貝塚線で車両代替と輸送力増強を進め、混雑緩和に向けたダイヤ改正を2026年春に行うことを明らかにしている。
貝塚線は貝塚~西鉄新宮間を結ぶ11.0kmの路線。かつて3両編成の車両もあったとのことだが、2015年以降、貝塚線で運用する車両は2両編成の600形に統一されている。600形は導入から60年以上経過した編成もあるなど老朽化が進んでいる。
一方で、福岡市東区の人口増加等により、貝塚線の輸送人員は年々増加し、混雑率も上昇傾向にある。コロナ禍の影響を受けた2020年度以降、全国的に混雑率が低下する中、貝塚線は2021年度に混雑率140%となり、日暮里・舎人ライナー(東京都交通局)に次ぐ全国ワースト2位となった。その後も混雑率は上昇を続け、2022~2023年度は混雑率150%台で推移。2024年度の混雑率は164%となり、全国ワースト2位という状況が続いている。
西日本鉄道は2025~2027年度にかけて600形の車両置換えを計画しており、これまで天神大牟田線で運用してきた7050形を改造した上で貝塚線へ導入予定。あわせて車両の増備も進めるとしている。現在、600形の在籍車両数は合計16両(2両編成×8編成)だが、車両置換えにともない貝塚線の在籍車両数を合計18両(2両編成×9編成)に増やす。
車両置換えを開始した後に実施する2026年春のダイヤ改正で、朝ラッシュ時間帯の輸送力増強も計画している。混雑の激しい時間帯に増便し、混雑率の緩和に取り組むとのこと。

