【葉山 観光スポットレポ】楚々 葉山 - 自分らしさを取り戻す、葉山…

都会の喧騒から少し離れ、自然と調和する暮らしに憧れる人は多いのではないでしょうか。そんな思いを抱く人々が集まり、自分らしさを取り戻す場所が葉山にあります。

その名も「楚々」。2022年にオープンしたこの空間は、ただのカフェでも雑貨店でもなく、“暮らしに寄り添う複合施設”として、訪れる人に新しい価値観を提案しています。

古民家を未来につなぐ ― 楚々の始まり

「楚々」が生まれたのは、100年以上の時を刻んだ古民家をリノベーションしたことがきっかけでした。取り壊されるはずだった建物を前に、オーナー夫婦は「ここなら未来へつなげられる」と直感で決断。こうして古き良き空間に新たな息吹が吹き込まれました。

現在は、コーヒースタンドに加え、雑貨や家具の販売、鎌倉の花屋によるフラワースタンドも併設し、レンタルスペースやウエディングにも対応しています。日常にささやかな彩りを添え、生活に寄り添う“暮らしの拠点”として、多くの人に親しまれてきました。

どの席からも庭を眺められる設計や、四季折々の草花が訪れる人を迎えてくれる庭の景色。そして、隣の視線を気にせず過ごせるゆとりある空間設計が、訪れる人の心に自然な余白をもたらしてくれるのも大きな魅力です。

葉山に暮らし、気づいた“日常の豊かさ”

今回お話をお伺いした穂岐山さんは、もともと宿泊業に携わり、非日常の空間を演出する仕事をしていました。しかし「もっと日常に寄り添う場所で働きたい」と直感で楚々に応募。働くうちに葉山の人々の暮らしに触れ、大きな価値観の変化を感じたといいます。

「葉山の人は他人と比べず、日常を楽しんでいるんです。ないものは自分で工夫して作ったり、食事や持ち物にちょっとした彩りを加えたり。そんな姿を見ているうちに、私も自然体で暮らす豊かさに気づきました」

そして、葉山に魅了され移住。今は海に沈む夕日を仲間と眺め語らい、朝日とともに一日を始める。自然とともにある時間が、都会では得られない感謝や心の落ち着きをもたらしてくれるのです。

日常の中の小さなリセット ―“楚々”の過ごし方

「楚々」に足を踏み入れると、まるで“もう一つの我が家”のような安心感に包まれます。Wi-Fiや電源も整っており、平日は絵を描いたり本を読んだり編み物をしたりする人の姿が多く見られます。クリエイティブな空気に満ちた空間は、「葉山らしい」と多くの人が口にするほどです。

また、月に一度の瞑想会や、金・土曜日に土鍋で炊いた出来立てのご飯を提供する朝ごはんも人気。朝ごはんは、冷えたご飯に慣れている人に「炊き立ての温かさ」を思い出してもらいたいという想いから始まりました。近隣で焙煎したオリジナルのほうじ茶とともに味わう朝食は、慌ただしい日常をリセットし、“今ここ”に戻るひとときを与えてくれます。

また、東京から朝8時から始まる瞑想会に毎月通うリピーターもいるそう。瞑想の後は、コーヒーを飲みながら庭の緑や風を感じて過ごしたり、そのままお茶をしながらゆっくりとした時間を楽しむ方も。お花やアロマなど「ここでしか手に入らない香り」を持ち帰る人もいれば、海や森戸神社へのお参りとあわせて訪れる人もいます。

この場所はまるでショートリトリートのように、都心から気軽に来られる“整いの時間”を提供しているのです。

葉山らしいライフスタイルを持ち帰るヒント

「楚々」が目指しているのは、誰もが背伸びせずに“自分でいられる時間”を持ち帰ること。

「ここにいる時間だけは、自然体で過ごしてほしい」。そんな想いのもと、楚々はこれからも葉山の暮らしに寄り添いながら、シンプルで清らかな生き方を提案し続けます。あなたもぜひ、楚々で自分らしさに出会ってみませんか。

楚々 葉山

営業時間

9:00〜18:00(金土のみ8:00-19:00)

休館日

月1回定休日あり

アクセス

JR横須賀線逗子駅より葉山行き【元町】15分下車、徒歩4分

住所:神奈川県三浦郡葉山町堀内869

駐車場:なし