J.D. パワー ジャパンは8月26日、2025年クレジットカード顧客満足度調査の結果を発表した。調査は2025年5月中旬~下旬、クレジットカード会社が発行するプロパーカードを保有する8,571人(20~69歳の本会員。家族カード、法人カードは除く)を対象にインターネットで行われた。
年会費2万円以上部門
総合満足度ランキング「年会費2万円以上部門」で第1位に選ばれたのは「エポスカード」と「三井住友カード」(同スコア、685ポイント)だった。エポスカードは「年会費」ファクターで最高評価。三井住友カードは「ポイントプログラム」ファクターで最高評価を獲得している。第3位は「アメリカン・エキスプレス」(681ポイント)となった。
年会費1万円~2万円未満部門
「年会費1万円~2万円未満部門」の第1位は「PayPayカード」(672ポイント)。第2位「楽天カード」(671ポイント)、第3位「JCBカード」(664ポイント)と続いた。PayPayカードは「ポイントプログラム」、「会員向けサービス/特典」の2ファクターで最高評価となった。
年会費1万円未満部門
「年会費1万円未満部門」では、「エポスカード」(690ポイント)が8年連続の総合満足度第1位を獲得。「年会費」ファクターで最高評価となった。第2位は「楽天カード」(667ポイント)、第3位は「三井住友カード」(661ポイント)だった。
年会費無料部門
「年会費無料部門」で第1位となったのは「三井住友カード」(664ポイント)だった。「クレジット機能」ファクターで最高評価を獲得している。第2位は「楽天カード」(663ポイント)、第3位「PayPayカード」(650ポイント)だった。
「年会費」や「ポイントプログラム」ファクターの影響度が上昇
本調査では、総合的な顧客満足度に影響を与えるファクターとして、「クレジット機能」、「ポイントプログラム」、「会員向けサービス/特典」、「手続き・サポート」の4ファクター、加えて、年会費が発生する部門では「年会費」ファクターを設定し、毎年各ファクターの影響度を算出している。
2018年の調査開始以来、ファクターの影響度は毎年確認を行ってきたが、変化が見られたことにより影響度を変更した。影響度が上がったファクターは、「年会費2万円以上」と「年会費1万円~2万円未満」の部門では「ポイントプログラム」が+6ポイント、「年会費」が+4ポイント、「年会費1万円未満部門」では「年会費」が+3ポイント、また「年会費無料部門」では「ポイントプログラム」が+5ポイントであった。年会費やポイントといった直接的な利得に繋がるファクターの影響度の上昇は、顧客がメインで利用するクレジットカードに対するコスト意識のより強い表れだと考えられる。
高まるセキュリティ意識と情報発信の課題
「セキュリティ対策」が顧客満足度に及ぼす影響度が大きくなっている。これまで、セキュリティ対策は「クレジット機能」ファクターの中で最も影響度が小さい項目であったが、今回の構造解析の結果、全ての部門において最も影響度が大きくなっていることが確認された。不正使用の被害増加を受け、顧客のセキュリティ意識が高まっていることが背景にあると推察される。
クレジットカード会社からのセキュリティ対策に関する情報発信に対する顧客の認知状況を確認すると、約8割の顧客が認知しているものの 、明確に「見聞きしたことがある」と回答した顧客はわずか2割にとどまっており、クレジットカード会社の情報発信に改善の余地があることを示唆している。






