音楽は私たちの日常に寄り添う存在で、その背後には知られざる楽しい事実がたくさん隠れています。音楽の歴史や様々なスタイル、楽器の面白い特徴など、ちょっとした知識を知ることで、音楽をもっと楽しむことができます。

夏こそ満たしたい“大人の知識欲”シリーズ。今回は『音のひみつがすべてわかる! すごすぎる音楽の図鑑』(KADOKAWA)よりヴァイオリンの話をお届けします。

■○億円のヴァイオリン! 超びっくりなお値段とその価値

  • Tarisio Auctions. “Lady Blunt top.jpg” CC 表示-継承 3.0

ストラディヴァリウスは、アントニオ・ストラディヴァリというイタリア・クレモナの楽器職人が作った楽器のことで、ヴァイオリンを中心にチェロやヴィオラなど合わせて1000挺以上の弦楽器を作りました。現在残っている楽器は約600挺といわれています。その値段は億単位になるものも。技術が発達した現代の職人が試し行錯誤しても、ストラディヴァリウスの音色には敵いません。

ヴァイオリンは現在でも手作業で作られていて(最近は機械で作られたものもあり)、伝統的な製法だと1挺を作るのに約1年かかります。しかも、何十年も乾燥させた選りすぐりの木材からしか作れません。

  • Tarisio Auctions. “Lady Blunt top.jpg” CC 表示-継承 3.0

楽器になってからも木は呼吸をして生きています。湿度や温度を管理して保管されながら、数百年にわたって演奏され続けることによって、音の深みや輝きを増していきます。不思議ですが、しばらく弾いていないだけでも音が悪くなってしまうそう。毎日楽器を弾くことも大事です。

<ヴァイオリン豆知識>

世界三大ヴァイオリンといわれる「ストラディヴァリウス」「アマティ」「ガルネリウス」は、すべてイタリアのクレモナという地で製作されました。イタリアが最大の産地であったことがわかります。

音のひみつがすべてわかる! すごすぎる音楽の図鑑(KADOKAWA)

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監修:反田恭平、著者:ジャパン・ナショナル・オーケストラ