IBJが運営する「IBJマッチングアプリ研究室」は6月27日、「遠距離恋愛」に関する意識調査の結果を発表した。同調査は、2025年6月17日〜23日の間、ブライダルネット会員1,609人(男性1,191人、女性418人)を対象に、オンラインで実施したもの。
はじめに、遠距離恋愛の有無を聞いたところ、4割以上が「経験がある」と回答。男女別では、女性のほうが6.3ポイント高い結果となり、約半数の女性は遠距離恋愛の経験があることがわかった。
遠距離恋愛はありだと思うかを尋ねると、「ありだと思う」「条件付きであればありだと思う(期間限定、距離など)」と回答した人は全体の56.8%という結果に。
男性は3割以上が「ありだと思う」と肯定的に回答し、女性よりも前向きに受け止める傾向が見られた。一方、「なしだと思う」と回答した人は、男女ともに1割程度にとどまり、多くの人は「相手との距離」について柔軟に捉えていることがうかがえたという。
遠距離恋愛を肯定する理由を聞くと、男女ともに「お互いが好きなら、距離は関係ない」が1位に。
また、「お互いの自由な時間が確保できる」という理由は、男性で5位に対し女性では2位にランクイン。自分の時間を大切にしたいと考える女性が増えている傾向もうかがえるという。
遠距離恋愛におけるハードルとして、男性の最多回答は「会いたいときに会えないこと」、女性の最多回答は「交通費などの経済的な負担」であった。
遠距離恋愛を長続きさせるポイントは、「こまめに連絡を取り合う」「会う頻度を決めておく」「将来設計を話し合っておく」という項目が上位に並んだ。同社によると「いつでも会える関係ではないからこそ、『安心感の共有』が鍵となっている」としている。