次世代芸人のお笑い賞レース『ツギクル芸人グランプリ2025』で優勝したお笑いコンビ・豆鉄砲の東健太郎とホセが28日、東京・台場のフジテレビで決勝生放送後に記者会見に臨み、喜びを語った。
去年まで悪霊が4体憑いていた
同大会では昨年初の決勝進出を果たしたものの優勝を逃したが、今年見事チャンピオンに輝いた豆鉄砲。1年経ってネタへの向き合い方に特に変化はないため、優勝の要因は「ホセの除霊」と2人の意見が一致した。
ホセは「去年まで悪霊が4体憑いていたんです。それがかなり足を引っ張ってると見える方に言われた」といい、私生活では住んでいたシェアハウスが火事に遭ったという不幸な出来事も。
しかし今年1月、除霊を敢行。「日本刀でクビを斬られる“御神刀祓い”という除霊をしたんです。修行した人に真剣を首に当てられて、“ハイッ! ハイッ~!!”みたいにやられると、悪霊だけ斬れるそうなんですけど、あれでさすがに斬れたと思います。僕の首もちょっと切れてたんで」といい、効果を実感した。
東は「4体憑いてる悪霊は、横並びで立ってたらしいんです。漫才してる時はガッツリ僕かぶっちゃってたので、本当に気持ち悪くて」とのことで、こちらも気持ちの面でプラスに働いたようだ。
運命の1票を投じた渡辺正行を「大好きに」
6回目の開催となる今年、決勝に進んだのは、【Aブロック】ネコニスズ、さんだる、サルベース、二代目ちくわぶ、スタミナパン、【Bブロック】群青団地、ヒガ2000、レインマンズ、豆鉄砲、めぞん、【Cブロック】ツンツクツン万博、徳原旅行、ぎょねこ、さすらいラビー、金澤TKCファクトリーの15組。
ここから、Aブロックはスタミナパン(ソニー・ミュージックアーティスツ)、Bブロックは豆鉄砲(ワタナベエンターテインメント)、Cブロックはさすらいラビー(太田プロダクション)が1位となり、ファイナルステージに進出。最後は3組に3票ずつ入って並ぶという大激戦で、審査員長の渡辺正行が豆鉄砲に投じた1票が、結果を分けた。
ホセは「伝説の決勝戦と言えるぐらいレベルが高かったんじゃないかと思ってます。みんな最高にウケて、めっちゃいいネタだったので、誰が勝ってもおかしくない中で、最後の演出も含めて優勝できて、かなり興奮しました」と喜びを吐露。東は「最後はリーダー(渡辺)の1票で優勝が決まったということで、大好きになりました」と運命の人を感じていた。
【編集部MEMO】
『ツギクル芸人グランプリ』歴代優勝者
第1回(2019年)ザ・マミィ(プロダクション人力舎)
第2回(2021年)金の国(ワタナベエンターテインメント)
第3回(2022年)ストレッチーズ(太田プロダクション)
第4回(2023年)ナイチンゲールダンス(吉本興業)
第5回(2024年)えびしゃ(ワタナベエンターテインメント)