◆ 今季ワースト失点と乱調も、打線が大量援護
ボルティモア・オリオールズの菅野智之投手（35）が現地時間27日のレイズ戦に先発登板。5回7失点と打ち込まれたが、打線の援護により勝利投手の権利を得て降板した。
中6日での先発マウンドを迎えた菅野は、初回先頭から連続三振を奪うなど絶好の滑り出しを見せるも、2回表の先頭打者アランダに9号ソロを許して先制点を献上。6番ジョシュ・ローにも5号ソロを浴びると、二死から四球と盗塁で得点圏に走者を背負い、9番ジャンセンに適時打を許して3点目を失った。
さらに、1番ディアスにも連打を許して二死一、二塁とピンチを迎えると、2番ブランドン・ロウに17号3ランを被弾。わずか1イニングにして今季ワーストの3被弾、6失点を喫した。オリオールズ打線が4点を返した直後の3回表は、立ち直りを見せて三者凡退。1点差で迎えた4回表は二死まで漕ぎつけながらも、再び9番ジャンセンからの並びで3連打を許し、7点目を与えた。
それでも自身4登板ぶりに5イニングを消化すると、直後の5回裏にバッテリーを組むゲーリー・サンチェスが4号2ランを放つなど8対7と逆転に成功。菅野は今季6勝目の権利を持ってマウンドを降り、5回86球を投げて9被安打、1四球、2奪三振、7失点という投球。今季16度目の登板を終え、防御率は4.06に悪化している。
