読書に挑戦したいものの、「小説はハードルが高い…」と感じている人も多いのではないでしょうか。そこで本記事では、初心者でも読みやすい小説おすすめ14選を紹介します。青春・お仕事、恋愛、ファンタジー・SF、ミステリー・ホラーのジャンル別に紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。

初心者にも読みやすい小説【青春・お仕事編】

  • 初心者にも読みやすい小説【青春・お仕事編】

まずは、青春・お仕事ジャンルの中からおすすめの読みやすい小説を紹介します。

『何者』朝井リョウ

戦後最年少で直木賞を受賞した朝井リョウさんの話題作です。就職活動をテーマにした本作では5人の大学生を中心に話が進み、登場人物たちのSNSや面接での発言に焦点を当てているのも見どころ。現代の若者の人間関係や複雑で繊細な心情を見事に表現しています。

『推し、燃ゆ』宇佐美りん

弱冠21歳で芥川賞を受賞した宇佐美りんさんの、世代も国境も超えたベストセラー。現代の「推し活」をテーマに、私たちが共通に抱える生きづらさを巧みに描写しています。全128ページと比較的短めなので、「いきなり長編小説はハードルが高い…」という人にもおすすめです。

『舟を編む』三浦しをん

本屋大賞を受賞し、映画化・テレビドラマ化もされた三浦しをんさんの代表作。出版社の辞書編集部に焦点を当て、辞書を作る舞台裏を興味深く描いています。新しい辞書「大渡海」の完成に向け、主人公・馬締光也と編集部員たちが奮闘する様子は感動ものです。

初心者にも読みやすい小説【恋愛編】

  • 初心者にも読みやすい小説【恋愛編】

次は、恋愛ジャンルの中からおすすめの読みやすい小説を紹介します。

『君の膵臓をたべたい』住野よる

デビュー作にして2016年の本屋大賞にノミネートされた、住野よるさんのベストセラー。映画化もされ、その印象的なタイトルも相まって話題になった作品です。膵臓の病気によって余命宣告を受けたクラスメイトの山内桜良と高校生の僕の2人の交流を丁寧に描いています。

『汝、星のごとく』凪良ゆう

2023年の本屋大賞を受賞したほか、直木賞や吉川英治文学新人賞の候補にもなった作品。瀬戸内の島で育った高校生・暁海と、自由奔放な母に振り回され島に引っ越してきた転校生・櫂が惹かれ合い、すれ違い、成長していくストーリーです。透明感のある美しい言葉で描かれた恋愛小説ですが、ヤングケアラーやSNSの誹謗中傷など現代の社会問題にも切り込んでいます。

『ぼくらは夜にしか会わなかった』市川拓司

『いま、会いにゆきます』などで知られる市川拓司さんが美しい言葉で紡ぐ全6編の短編集。「天文台」や「植物園」など、すべての作品に共通したキーワードが入っていて、短編全体がつながっているかのような不思議な世界に入り込んだ感覚を味わえる一冊です。

初心者にも読みやすい小説【ファンタジー・SF編】

  • 初心者にも読みやすい小説【ファンタジー・SF編】

次は、ファンタジー・SFジャンルの中からおすすめの読みやすい小説を紹介します。

『ブレイブ・ストーリー』宮部みゆき

漫画化やアニメ映画化もされた、少年の成長と冒険を描くファンタジー小説。平凡な日常を送っていた小学5年生の亘はある日突然父親から家を出て行くと告げられ、バラバラになった家族を取り戻すため異世界への旅立ちを決意。人気作家による感動を呼ぶ名作です。

『かがみの弧城』辻村深月

2018年の本屋大賞を受賞した累計200万部超えのベストセラー。学校での居場所を失い、引きこもりの生活を送っていた主人公・こころの目の前で突然部屋の鏡が光り始め、物語は思わぬ展開に…。心に傷を抱える子どもたちの心理を繊細に描いた作品です。

『ボッコちゃん』星新一

星新一さんが傑作50編を自選したSFの入門書。SFのほかミステリー、ファンタジー、寓話などバラエティーに富み、この一冊で星新一さんの織りなす世界観を存分に味わえます。ひとつひとつが非常に短く作られた「ショートショート」と呼ばれるジャンルで、気負わずサクッと読めるのがうれしいポイントです。

『ダレン・シャン』ダレン・シャン

イギリス生まれの小説家、ダレン・シャンによるダークファンタジー小説です。世界39カ国で販売され、日本では2001年から2004年にかけて日本語版全12巻が刊行。シリーズ累計700万部を超える大ヒットシリーズになりました。主人公が半バンパイアであり、作品全体に漂う不気味さが人気の秘密。読めば作者と主人公が同じ名前である謎も解けますよ。

『図書館戦争』有川浩

シリーズ累計640万部を超える有川浩さんの図書館戦争シリーズ第一弾です。公序良俗を乱す表現を取り締まる「メディア良化法」が成立して30年が過ぎた架空の現代日本を舞台に、行きすぎた検閲から本を守るための図書隊に入隊した主人公・笠原郁が奮闘する様子を描いています。本を狩る組織「メディア良化委員会」との戦いはもちろん、恋が錯綜するラブコメディ的な要素も見どころです。

初心者にも読みやすい小説【ミステリー・ホラー編】

  • 初心者にも読みやすい小説【ミステリー・ホラー編】

次は、ミステリー・ホラージャンルの中からおすすめの読みやすい小説を紹介します。

『夏と花火と私の死体』乙一

作者の乙一さんが17歳のときに発表した衝撃のデビュー作。語り手である主人公は小説の冒頭で殺されてしまいますが、そのまま死体目線で殺した犯人たちの様子を淡々と語りながら進んでいくという一風変わった作品です。読み終わった後はなんともいえない不思議な感覚を味わえますよ。

『流星の絆』東野圭吾

幼い頃に両親を惨殺された三兄妹が流れ星に復讐を誓い、人生を捧げるストーリー。事件から14年後、犯人を突き止める最初で最後の機会が訪れたものの、妹の恋心によって計画が狂っていき…。衝撃の真相が明かされる結末に涙する傑作です。

『悪の教典』貴志祐介

主人公である蓮実聖司はルックスもよく、生徒はもちろん同僚やPTAからも人気を集める高校の英語教師。が、その正体は邪魔者を躊躇なく排除するサイコパスでした。表向きには不良生徒、モンスターペアレント、集団カンニングなど、学校が抱える問題を解決しつつ、裏では自分の目的を達成するため冷酷な手段で人を殺していくという戦慄のサイコホラーです。

読みやすい小説で読書を楽しもう!

  • 読みやすい小説で読書を楽しもう!

今回は初心者でも読みやすい小説を紹介しました。小説を探すときには、自分の興味や好みにあったジャンルから選ぶのがポイント。普段楽しんでいる映画やテレビ番組から自分はどんなジャンルが好きなのか大体の傾向がわかるので、まずはそこから入ってみましょう。読みやすい小説で、ぜひ読書の楽しさを体験してくださいね。