球界に“激震”…ドラ1指名も入団拒否した選手(5)宣言通りのアメリカ留学

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 プロ野球ドラフト会議で指名を受けた選手にとって、ドラフト1位指名はもっとも名誉な評価である。しかし、選手にもさまざまな事情や考えがあり、入団に至らなかったケースがある。そこで今回は、ドラフト1位指名を受けたものの、入団を拒否した歴代選手を紹介する。

 

元木大介

出身:大阪府

投打:右投右打

身長/体重:180cm/83kg

生年月日:1971年12月30日

ドラフト:1990年ドラフト1位

 

 読売ジャイアンツ一筋でプロ生活を全うした元木大介。彼もドラフト1位で指名を受けるも、入団を拒否した選手の1人だ。

 

 上宮高校で大活躍した元木は、春2回、夏1回甲子園に出場。3年夏の甲子園では1試合2本塁打を記録する活躍を見せるなど、高校通算24本塁打を放った。

 

 

 その後、当時のドラフト会議は逆指名制度がなかったにもかかわらず、巨人への入団希望を明言。巨人から指名されなければ社会人、またはアメリカへの野球留学を宣言した。

 

 結果的に元木は、野茂英雄(元:近鉄など)の抽選を外した福岡ダイエーホークスからドラフト1位指名を受ける。ただ、宣言通り入団を拒否し、野球留学を経て翌年に巨人へ入団した。

 

 高校時代からは一転、プロでは苦しむシーズンも多かった元木。打率3割を記録したシーズンは一度もなかった一方、「くせ者」の異名通りにいぶし銀の活躍を見せ、多くのファンを魅了した。

 

 

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【了】