チェルシーを率いるマレスカ監督 [写真]=FIFA via Getty Images

 FIFAクラブワールドカップ2025・グループD第2節が20日に行われ、チェルシー(イングランド)はフラメンゴ(ブラジル)に1-3と逆転負けを喫した。試合後、チェルシーを率いるエンツォ・マレスカ監督が、『DAZN』のフラッシュインタビューを通して試合を振り返った。

 両チームともに初陣を制しており、2連勝を目指したなかでの“欧州vs南米”のゲーム。チェルシーは序盤の13分、フラメンゴ守備陣の連携ミスを見逃さず、ポルトガル代表FWペドロ・ネトのゴールで先手を取ったが、内容面ではなかなかうまくいかない時間が続く。60分を過ぎるまではチェルシーが1点をリードしていたものの、ここから一挙3失点。2点目を喫した後にはセネガル代表FWニコラス・ジャクソンの退場処分もあり、チェルシーは大会2戦目にして初黒星を喫した。

 この試合、チェルシーは右サイドバックを本職とするイングランド代表DFリース・ジェームズを中盤の一角として起用したが、試合後のマレスカ監督は「いくつかの点で普段とは異なるチャレンジをした」と明かす。ただし、結果だけでなく内容面でもフラメンゴに手を焼く時間が長く、「彼らにはおめでとうと言いたい。彼らは勝利に値した」と対戦相手を称えた。

 試合運びを難しくした要因について、「ごく短い時間のうちに2失点し、その後にレッドカードもあった。それで試合を立て直すのは非常に難しくなったが、それでも我々は挑み続けた」とマレスカ監督。退場を命じられたジャクソンのプレーについては「明らかなレッドカードだ。何も言うことはない」と多くを語らなかった。

 これでフラメンゴは決勝トーナメント行きをほぼ確実なものとしており、チェルシーとしては24日に控えたエスペランス(チュジニア)戦でグループステージ突破を目指すこととなる。マレスカ監督は「グループステージはあと1試合残っている。今はそこに勝てるようにできる限りの準備を尽くす」と話した。

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