1軍に欲しい…巨人、ファームで好成績を残している選手6人。2軍からの昇格…

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 プロ野球の世界では、熾烈な一軍メンバー争いが繰り広げられる。昇格にはファームでの活躍が求められることになるが、二軍で好成績を残していても、なかなか一軍から声がかからないケースも多くある。ここでは、今季ファームで好成績を残している読売ジャイアンツの選手を紹介したい。(※今季成績は6月13日時点)

山瀬慎之助

・投打:右投右打

・身長/体重:177cm/89kg

・生年月日:2001年5月4日

・経歴:星稜高

・ドラフト:2019年ドラフト5位

 

 球界トップクラスと評される強肩を持つ山瀬慎之助。今季は、打撃面でも着実な成長を見せている。

 

 星稜高時代には奥川恭伸(現:ヤクルト)とのバッテリーで甲子園準優勝を達成。強肩強打の捕手として注目を集め、2019年ドラフト5位で読売ジャイアンツに入団した。

 

 

 プロ入り後の2年間は、ファームで打率1割台と苦しんだが、高卒3年目の2022年に自身初の開幕一軍入り。一軍定着には至らなかったが、2023年には二軍で打率.268、5本塁打、26打点と確かな成長を示した。

 

 また、二軍での盗塁阻止率は高卒1年目から4割超を記録し、昨季も.378と高い数値をマーク。

 

 高卒6年目の今季は、開幕から二軍を主戦場としているが、45試合の出場で打率.305と好成績を残している。

 

 一軍には甲斐拓也、岸田行倫ら実績のある捕手が並ぶが、正捕手・甲斐は打撃の状態を落としているだけに、状況次第では山瀬に白羽の矢が立つ可能性もありそうだ。

西舘勇陽

・投打:右投右打

・身長/体重:185cm/79kg

・生年月日:2002年3月11日

・経歴:花巻東高 - 中央大

・ドラフト:2023年ドラフト1位

 

 プロ2年目の今季は、4月中旬にリリーフ要員で一軍に昇格した西舘勇陽。5月1日に登録を抹消されたが、ファームで好投を続け、先発マウンドのチャンスを掴んだ。

 

 中央大から2023年ドラフト1位で読売ジャイアンツに入団。ルーキーイヤーは中継ぎとして開幕一軍入り。デビューから10試合連続でホールドを記録するなど、快調なスタートを切った。

 

 

 6月以降は状態を落とし、7月からは二軍で先発調整。8月23日の中日戦でプロ初先発マウンドに上がった。

 

 最終的に同年は、28試合登板で1勝3敗20ホールド、防御率3.82とまずまずの数字を残した。

 

 今季は開幕二軍スタートとなったが、4月13日に一軍昇格すると、5試合(7回)を投げ、防御率2.57を記録。5月以降は再び二軍調整となったものの、ファームでは主に先発として8試合登板で3勝0敗、防御率1.06、奪三振率10.59と圧巻の数字。

 

 すると、6月11日に一軍再昇格。同日のソフトバンク戦で先発登板し、7回3失点の好投を披露。見事に今季初勝利を挙げた。

又木鉄平

・投打:左投左打

・身長/体重:182cm/92kg

・生年月日:1999年2月12日

・経歴:日川高 - 東京情報大 - 日本生命

・ドラフト:2023年ドラフト5位

 

 プロ2年目の今季は、一軍登板こそないものの、二軍で結果を残している又木鉄平。ロングリリーフや谷間の先発としてチャンスを伺っている。

 

 東京情報大、社会人野球の名門・日本生命を経て、2023年ドラフト5位で読売ジャイアンツに入団。ルーキーイヤーは開幕二軍スタートとなったが、6月1日の西武戦で一軍初登板初先発。白星はつかなかったものの、6回2安打無失点の好投を披露した。

 

 

 しかし、その後の登板では打ち込まれ、最終的に3試合の先発登板で0勝1敗、防御率6.10という結果でプロ1年目のシーズンを終えた。

 

 昨オフにはプエルトリコのウィンターリーグに派遣され、貴重な経過を積んだ又木。今季は開幕ローテーション争いに敗れたが、二軍では11試合の登板で3勝2敗、防御率2.48と安定した成績を収めている。

 

 なかなか一軍でのチャンスは巡ってこない状況だが、昇格に向けて状態をキープしていきたいところだ。

岡田悠希

・投打:右投左打

・身長/体重:184cm/86kg

・生年月日:2000年1月19日

・経歴:龍谷大平安高 - 法政大

・ドラフト:2021年ドラフト5位

 

 二軍では走攻守で高いパフォーマンスを発揮している岡田悠希。プロ4年目の今季は、一軍定着を目指すシーズンとなる。

 

 法政大から2021年ドラフト5位で読売ジャイアンツに入団。ルーキーイヤーから一軍デビューし、外野の守備固めを中心に33試合に出場した。

 

 

 翌2023年も二軍が主戦場となったが、90試合出場で打率.281、12本塁打、42打点の好成績をマーク。一軍でもプロ初本塁打を記録するなど、飛躍の兆しを見せた。

 

 昨季はファームで打率.220に終わり、足踏みのシーズンに。今季は4月中旬に一軍昇格したものの、少ないチャンスを活かしきれなかった。

 

 それでも、二軍では44試合の出場で打率.295、4本塁打、24打点、4盗塁と結果を残している。

 

 一軍では、中堅のポジションが流動的な起用となっている。ファームでこのままアピールを続け、レギュラー争いに割って入りたいところだ。

マレク・フルプ

・投打:右投右打

・身長/体重:193cm/99kg

・生年月日:1999年1月9日

・経歴:ノースグリーンビル大 - 米独立リーグ

 

 チェコ共和国出身選手では史上初のNPB入りを果たしたマレク・フルプ。育成契約ながら、二軍で好成績を残している。

 

 高校卒業後に渡米し、アメリカの大学に進学すると、2023年に開催された第5回WBCではチェコ代表に選出。日本戦では佐々木朗希(現:ドジャース)から二塁打を放つなど、存在感を示した。

 

 

 大学卒業後は、アメリカ独立リーグでプレー。2024年9月に読売ジャイアンツへの加入が決まった。193センチの恵まれた体格から、大砲候補として期待されている。

 

 今季は、オープン戦で一軍の舞台を経験。支配下登録には至らなかったが、二軍では49試合出場、打率.270、2本塁打、22打点とまずまずの結果を残している。

 

 チームでは岡本和真が離脱し、長距離砲が不在の状況となっているだけに、フルプの支配下登録、および一軍昇格も選択肢の1つになるだろう。

戸田懐生

・投打:右投右打

・身長/体重:170cm/75kg

・生年月日:2000年7月22日

・経歴:KTCおおぞら高 - 四国・徳島

・ドラフト:2020年育成選手ドラフト7位

 

 今季は開幕直後に支配下復帰を果たし、3年ぶりに一軍マウンドへ上がった戸田懐生。わずか2試合の救援登板で登録抹消となったが、二軍では好成績を収めている。

 

 徳島インディゴソックスから2020年育成選手ドラフト7位で読売ジャイアンツに入団。プロ1年目の6月に支配下登録を勝ち取り、同年は一軍で3試合に登板した。

 

 

 翌2022年は自己最多の14試合に登板し、プロ初勝利を挙げたが、防御率6.55と低調な結果に。同年オフに再び育成契約となった。

 

 その後2年間は支配下へ復帰できず、ファーム暮らしが続いた。それでもプロ5年目の今季は、アピールに成功して3月31日に支配下へ昇格。一軍では2試合の登板で防御率3.38となっている。

 

 現在は二軍調整中となっているが、ここまで14試合登板(4先発)で1勝1敗、防御率2.78の数字。好投を続け、再昇格のチャンスを待ちたい。

 

 

【了】