ミスターの意思を継ぎ…長嶋チルドレンとして躍動した歴代選手(6)怪物に…

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 2025年6月3日、「ミスタープロ野球」と呼ばれ一時代を築いた長嶋茂雄氏がその人生に幕を下ろした。昭和のスーパースターが日本プロ野球界で作り上げた功績は計り知れず、長嶋氏に憧れてプロ野球選手を志した選手も少なくないだろう。そこで今回は、長嶋チルドレンとしてプロ野球界で躍動した選手を取り上げたい。

江川卓

・投打:右投右打

・身長/体重:183cm/90kg

・生年月日:1955年5月25日

・経歴:作新学院高 - 法政大

・ドラフト:1978年ドラフト1位

 

 「昭和の怪物」と呼ばれ世間を席巻させた江川卓にとっても、長嶋茂雄氏は憧れの選手だった。

 

 作新学院、法政大時代には伝説級の投球を披露し、1978年ドラフト会議では阪神タイガースが交渉権を獲得。騒動となったトレードを経て、読売ジャイアンツに移籍した。

 

 

 ルーキーイヤーは27試合の登板で9勝10敗と負け越したが、翌1980年には34試合の登板で16勝12敗、防御率2.48の好成績を収め、最多勝利と最多奪三振を獲得。

 

 入団3年目の1981年にも31試合登板で20勝6敗、勝率.769、221奪三振、防御率2.29と圧巻の成績をマークし最多勝利、最優秀防御率、最多奪三振、最高勝率のタイトルに輝いた。

 

 その後は右肩の故障と戦いながらもマウンドに上がり続け、チームを牽引。引退年となる1987年まで毎年2桁勝利をマークした。

 

 プロでの現役生活は9年と長くは無かったが、球界で残した実績は「怪物級」であったことは間違いないだろう。

 

 

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【了】