女優の森川葵が、7月22日スタートのフジテレビ系ドラマ『スティンガース 警視庁おとり捜査検証室』(毎週火曜21:00~)で、ゴールデン・プライム(GP)帯連ドラに初主演することが3日、発表された。

  • 森川葵

このドラマは、日本ではまだ制度としての確立も曖昧な“おとり捜査”に真正面から挑む、警視庁内の異端チーム・通称“スティンガース”の活躍を描くもの。『おっさんずラブ』などの徳尾浩司氏の脚本によるオリジナル作品となる。

森川が演じるのは、警視庁の新設チーム「スティンガース(=囮捜査検証室)」のリーダー・二階堂民子。警察庁のエリートとしてFBIで本格的な“スティングオペレーション(=囮作戦)”を学び帰国したトップキャリアの警視だ。

変装や即興演技、心理操作、トリック構成までを自在に操る捜査のプロフェッショナル。説明は端的、指示は謎だらけ。突飛な行動で部下を翻弄しながらも、いつの間にかすべてが一本に繋がっていく──そんな不思議なリーダーが、スティンガースを事件解決に導く。

一見クールで知的な女性捜査官に見えるが、どこかイタズラ好きのような余裕と軽やかさを持ち、仲間の個性を見抜き、最大限に活かす戦術眼も抜群。作戦中にはあらゆる役になりきる変装ぶりも注目で、制服、スーツ、有閑マダム、やさぐれホステス、バカップルまで、毎話登場する“七変化”も注目ポイントとなっている。

コメントは、以下の通り。

■森川葵

――GP帯連ドラ初主演ですが、本作への出演が決まった時の感想をお聞かせください。

「初めての刑事役、とても楽しみです。刑事ドラマでもスティンガースは堅いものではなく、捜査チームのみんなで楽しみながら作戦を立てて捜査に挑んでいくものなので、チームみんなで仲良くなれたら楽しい素敵なドラマが作れるなと思いました」

――台本を読まれての印象をお聞かせください。

「引っかけたり引っかけられたり…だまし合いが繰り広げられるので、台本読んでいて自分でもだまされたりして。とても面白くて撮影が楽しみになりました!」

――ご自身と、今回演じられる二階堂民子のキャラクターで似ている部分はありますか?

「日々を楽しみながら生きようとしているところです!!」

――これから撮影に向けて、準備していることや心がけようとしてることはありますか?

「この作品は、とにかくチームワークが大事だと思うので、チームの仲間のみんなで楽しい空気作りをして、良いチームワークが作れたらと思っています」

――最後に放送を楽しみにしている視聴者の皆さんへメッセージをお願いいたします。

「『スティンガース』は、ドキドキハラハラする見応えのあるドラマになると思います。皆さんもドラマを見ながら、一緒にだまされながら楽しんでいただけたら嬉しいです。ぜひ楽しみにしていてください!」

■編成プロデュース:水戸祐介氏(フジテレビ編成部)

「みなさん、“囮捜査”という捜査手法をご存知でしょうか?最近、日本でも仮装身分捜査という制度がスタートしましたが、そのさらに一歩先にあるのが、捜査のために嘘をつき、ときに小さな違法行為を許容してでも、巨悪の核心に迫る“囮捜査”です。欧米では「Sting Operation」として制度化されており、特殊詐欺やマネロンといった現代犯罪に有効とされていますが、日本ではまだ制度として整備されていないグレーゾーンです。もしこの“囮捜査”が日本でも本格運用されたら――?

現実に起こりうるその仮説を、スリルと爽快感たっぷりに描くのが本作『スティンガース』です。

主演は、今もっとも想像を超えてくるポテンシャルを秘めた女優さんのひとり、森川葵さんです。そんな森川さんが、FBI帰りのトップキャリア・二階堂民子という型破りな捜査官を演じたら――どんなキャラクターが生まれるのか、ワクワクせずにいられません。そんな二階堂のもとには、捜査一課から左遷された武闘派刑事、ゲームマニアで戦況を読む頭脳派公安部員、元舞台美術スタッフの交通課警官、ただただ我慢強い元機動隊員、コスプレマニアの総務課職員などなど、クセ者揃いの捜査員たちが集まり、異色のチームとしての化学反応も見ものです。民子の“演出”のもとで彼らのスキルが思いもよらぬ形で生かされ、事件解決に導いていきます。変装・心理戦・即興トリックが飛び交う、予測不能な“だまし合いの刑事ドラマ”。『スティンガース』にぜひご期待ください」

【編集部MEMO】
森川葵の連ドラ初主演は、2015年10月に23時台で全4話放送されたフジテレビ系『テディ・ゴー!』。

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