――仲良しコンビとしても知られていますが、20年でお二人の関係性はどう変わってきましたか?
橋本:同級生とかでもなく、養成所で同じクラスになったこともなく、芸歴的には23年ぐらいですが、コンビとしては20周年で。最初の5年ぐらいは、「こういうネタが好き」というのを言い合って擦り合わたので、そこでほぼ同じ考えになって。ケンカがないというのは、そこだと思います。最初の5年で擦り合わせをしてよかったです。
鰻:もともと好きなお笑いに関して似ていたというのも大きいと思います。感覚的なことなので言葉にできないですけど、これ好きやなっていうお笑いが一緒。出身も年齢も違うのにそこが合っていたというのは、ほんまにありがたいです。
橋本:お笑いの相性がよかったんでしょうね。幸せですよ。
――もともとお笑いの好みが合っていたということですが、活動していく上でコンビ仲を円満に保つために意識していることはありますか?
鰻:意識しているわけではないですけど、よくしゃべるというのもあるかもしれません。
橋本:仕事で一番一緒にいる人ですから、仲良しでいた方が楽しいじゃないですか。ハッピーというか。あと、セスナ(小型飛行機)の免許を取りに行っているのとかマジですごいと思います。尊敬します。
鰻:やりたいと思ったことを全部やる40代にしたいと思っているので、行動力はアップしています。僕は橋本の健康への意識に感化されています。運動も先に始めていますし、食に関しても、ちょっとお酒を控えたり、野菜を食べたり。これは見習わなあかんと思っています。
橋本:長く漫才をしたいので。これから体力がなくなってくるかもしれないので、体力づくりをしないといけないと思って筋トレしています。ここからは健康第一でやっていけたら。
――橋本さんから刺激を受けて、鰻さんも健康を意識するように?
鰻:そうですね。橋本は元気なのに俺だけ疲れているとか、差が出てきたので、俺も運動せなあかんと。今は縄跳びをやっています。
――お二人とも漫才を長く続けたいという思いが共通しているから頑張れるんですね。
橋本:おじいちゃんになっても全国ツアーしたいので。
――単独ライブがこれからも活動の軸に?
橋本:そうですね。年間通してやっているので、常に単独のことが頭にあります。
鰻:これからも毎年、単独ライブを頑張っていきたいです。