![レヴァークーゼンの監督に就任したテン・ハフ氏 [写真]=Getty Images](index_images/index.jpg)
レヴァークーゼンは26日、エリック・テン・ハフ新監督の就任を発表した。契約期間は2027年6月30日までの約2年間となっている。
レヴァークーゼンでは、昨シーズンに史上初のブンデスリーガ無敗優勝とDFBポカール制覇を成し遂げたシャビ・アロンソ前監督が今シーズン限りで退任し、現役時代の古巣であるレアル・マドリードの監督に就任。後任に注目が集まっていた中、かつてアヤックスやマンチェスター・ユナイテッドを複数のタイトルに導いたオランダ人指揮官の下で新たなスタートを切ることが決定した。契約は現地時間7月1日付で開始となる。
現在55歳のテン・ハフ氏はバイエルンの下部組織やユトレヒトを率いた後、2017年12月にアヤックスの監督に就任。4年半で合計6つのタイトルをもたらしたほか、2018-19シーズンのCLではレアル・マドリードやユヴェントスを破り、準決勝まで駒を進めた。2022年夏にはマンチェスター・ユナイテッドの監督に就任し、初年度にいきなりカラバオカップを制覇。しかし、2年目以降は不安定な戦いが続き、昨年10月に解任された。
自身初のブンデスリーガ挑戦に際し、テン・ハフ氏は次のような意気込みを示している。
「レヴァークーゼンはドイツ屈指のクラブであり、ヨーロッパでトップクラスのクラブの一つだ。クラブは素晴らしい条件を提示し、経営陣との話し合いでも非常に感銘を受けた。ここ数年で高まってきた野心を再確認するためにレヴァークーゼンへやって来た。この変化の多い時代において、ともに何かを作り上げ、野心的なチームを育てることは刺激的な仕事だ」
また、レヴァークーゼンのマネージング・ディレクターを務めるジモン・ロルフェス氏は「エリックは困難な状況下でコーチとしての実力を発揮してきた。我々のサッカーに対する考え方は一致している。技術的な要求が高く、支配的なサッカーを目指している。このクラブのスタイルを維持し、ブンデスリーガ、DFBポカール、チャンピオンズリーグ(CL)で最高の目標を目指していきたい」と新監督への期待を口にした。