鞘師里保「ここですべて終えてもいい」と思えたモーニング娘。でのコンサートとは?
アニメ「【推しの子】」MEMちょ(めむちょ)役でも知られる声優・大久保瑠美(おおくぼ・るみ)がメインパーソナリティをつとめる、TOKYO FMとJFNが運営する音声サービス「AuDee(オーディー)」の番組「大久保瑠美 321ヘルツのじかん」(毎週水曜18時配信)。 マンスリーパートナーや週替わりのゲストとともに、愛しているもの、こだわり、好きなことなどについて語り、「321ヘルツ」という特別な周波数でしか聴けないような、ここだけのトークをお届けします。

今月は声優の桑原由気(くわはら・ゆうき)さんがマンスリーパートナーを担当。今回の配信ゲストは、シンガーソングライターの鞘師里保(さやし・りほ)さんが登場。モーニング娘。の卒業を決意したきっかけや、忘れられないライブエピソードなどについて語ってくれました。

(左から)マンスリーパートナーの桑原由気さん、ゲストの鞘師里保さん、パーソナリティの大久保瑠美

◆モーニング娘。のエースが卒業を決断した理由

鞘師さんは2011年、当時12歳でモーニング娘。9期生としてデビュー。2015年、惜しまれながらも卒業し、その後はニューヨークへダンス留学。2020年9月より芸能活動を再開し、現在はドラマや舞台、ミュージカルなどで幅広く活躍中です。

まずは、そんな鞘師さんから、これまでのキャリアについて伺いました。

鞘師さんが芸能界を目指したきっかけは、幼稚園のお遊戯会でモーニング娘。の楽曲を踊ったことでした。「お遊戯会がきっかけで憧れはじめて、親に『ダンスを習わせて』ってお願いしたのがはじまりです」と話します。

12歳でモーニング娘。に加入し、卓越したダンスパフォーマンスで注目を集めた鞘師さんは、惜しまれつつも17歳の若さでグループからの卒業と芸能活動休止を発表します。

パーソナリティの大久保が「決断としては大きかったですよね?」問いかけると、鞘師さんは「そうですね。ずっと切磋琢磨して、『ここが青春だ!』っていう所を自分から抜ける選択をしたのは大きかったです」と語りました。

常に新陳代謝を繰り返しながら活動するモーニング娘。は、これまで多くのメンバーが加入し、卒業しています。鞘師さんは自身の成人を意識するタイミングで、グループの卒業を考えるようになったと言い、「一度大きく環境を変えないと、ちゃんとした大人になれないんじゃないかという不安に駆られました」と明かします。

モーニング娘。メンバーとして10代を駆け抜けてきた鞘師さんは、自身をさらに成長させるため、ニューヨークでのダンス留学の道を選びました。単身の渡米に不安な気持ちもあったと語る鞘師さんでしたが、「環境を変えるワクワクのほうが大きかったです」と話しました。

◆忘れられない“武道館ライブ”エピソード

続けて、さまざまな舞台で活躍する鞘師さんから、これまでのキャリアで印象的だったエピソードを伺いました。

2015年、鞘師さんは日本武道館にておこなわれたモーニング娘。のコンサートツアーで、20分にもわたる歌とパフォーマンスを連続でおこないました。

体力の限界を感じながら花道を駆け抜けた鞘師さんは、会場のきらめきを見た瞬間、これまで感じたことのない感覚になったと振り返ります。

「『私はここですべて終えてもいい』『ここで人生を終えたらかっこいいじゃん』って本気になった瞬間、ランニングハイ的な気持ちになって。そこから体力の限界を感じなくなったんです」と明かします。

この話に大久保は「そんな体験って何十年とパフォーマンスをやっている人でも得られないかもしれないですね」と発言すると、鞘師さんは「15年ぐらい活動していますけども、そこまでの域にいったのはその一瞬でしたね」と答えました。

◆三井不動産が大切にしている街づくりの思想とは?

番組では、私たちの住む街の「ちょっといいこと」に周波数を合わせる「チューニングタイム」のコーナーを実施。今回は、三井不動産の住田さんが登場して、三井不動産の“街づくり”に関するクイズを出題しました。

【問題】三井不動産の街づくりで大事にしている「○○」の考え方とは?

ハードウェアや構造物が完成すれば、多くの人々は年月が経つにつれ「劣化していくのが自然の摂理」だと捉えます。一方で、私たちの住む「街」で置き換えたときは、「完成した当初よりもよくなってほしい」と願う人は少なくないはずです。そうした想いから、三井不動産では時間の経過とともに魅力が増していくような街づくりの考え方を大切にしています。

【ヒント①】「○○」の考え方を題材にした“三井のすずちゃんシリーズCM”が2月27日より放送

「三井のすずちゃんシリーズCM」では、俳優の広瀬すずさんが三井不動産のさまざまな街づくりや施設、不動産業を超えた新しい取り組みを紹介しています。CMでは、「残しながら・蘇らせながら・創っていく」でおなじみの日本橋の街を舞台に、建物を建てるだけではなく、時間と共に街の魅力が増していく様子が描かれています。

【ヒント②】「経年劣化」と反対の意味の造語「経年〇〇」を採用

経年劣化の“劣る”の逆を考えた3人は「経年優化」と回答し、見事正解しました。

経年優化は三井不動産が大切にしている街づくりの思想の1つです。住田さんは「人が集まる場を作ったり、賑わいや新しいコトを生み出したりすることで、時とともに街の魅力を高めていく、そんな考え方になっています。ただ建てるだけではなく、建てたあとのことも考えながら、三井不動産では街づくりを実施しています」と解説しました。

番組では他にも、鞘師さんが留学時代のエピソードや、モーニング娘。卒業後のメンバー交流などについて語る場面もありました。

<番組情報>

番組名:大久保瑠美 321ヘルツのじかん

配信日時:毎週水曜 18:00配信(予定)

パーソナリティ:大久保瑠美

番組Webサイト:https://audee.jp/program/show/300008417