フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜14:00~ ※関東ローカル)では、令和の時代に“丁稚奉公”で職人を目指す家具製作会社・秋山木工に飛び込んだ若者たちを追ったシリーズの最新作『ボクらの丁稚物語2025~16歳 夢の行方と迷い道~前編』を、18日に放送する。

  • 秋山木工2024年入社の7人の新人

横浜市にある家具製作会社「秋山木工」に入社した新人は、住み込みで5年間修業する、いわゆる“丁稚奉公”。タバコも恋愛も禁止、スマホを持つことも許されず、修業期間は丸刈り。しかし、ここ数年、新人が入ってきても長続きせず次々と辞めてしまう。秋山利輝社長は丁稚制度を見直し、厳しいルールは求めず、自由な生活ができる「外弟子」制度を設けた。

2024年春、秋山木工に7人の新入社員が入社した。その中で、寮に住み込む「内弟子」を選んだのは、高校を卒業し、静岡から上京してきた18歳の新人ただ一人。「気合を入れるために…」と、1年前に取りやめになった、秋山木工伝統の丸刈り姿で現れた。残る6人は実家や一人暮らしの部屋から通う「外弟子」だ。

そんな新人たちを指導するのは、1期先輩の内弟子・松下さん(16)と友添さん(26)の2人。10歳差の同期として支え合ってきた2人だったが、新人たちが入社してくる前に松下さんが、心身の不調で、実家のある千葉にしばらく帰ることに。中学を卒業し、秋山木工の門をたたいた松下さんが目標とする若手職人日本一を競う「技能五輪」への出場が、かなわなくなってしまったのだ。中学・高校で不登校を経験した友添さんは、そんな松下さんのことを気に掛けていた。

そんな中で始まった、年齢の異なる内弟子3人の共同生活。それぞれの夢の行方は…。野呂佳代のナレーションで見つめていく。

  • 2年目の松下さん

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